ボクは現在、
地方のテレビ局で局員(ディレクター)として働いています。
実はテレビ局で働いている人というのは
ほとんどが制作会社と呼ばれる子会社、
または孫会社の人たちなのです。
なので、どうせテレビ業界で働くのであれば
その後の可能性が大きい(そして給料も高い)
局員として働いた方が良いのではないかなと
ボクは思っています。
しかし、
局員になるためのノウハウはネット上にあまり存在しておらず、
ボクも困った経験があるので
ここでもったいぶらずにお話できればと思います。
一般的な就活とテレビ局の就活の違い
一般的な就活について
地方のテレビ局で働くボクは理系の大学院まで通っていたにもかかわらず
それなりに多くの企業を受けました。
それは練習でもあり、自分の実力を試すためでもあり、
正直にいうと採用されても行くつもりがなかったのでゲーム感覚でした。
そして、そういうときの方がスラスラと喋られるんですよね…
さて、そんなわけで文系の学生と比べると少ないかもしれませんが
一般の企業も30社程度はエントリーし、
自慢じゃないですがそこそこの数の内定ももらったボクが思う
就活の攻略についてお話します。
就活のポイントは正直たったの一つだと思います。
というか最終的にそういう結論にたどり着きました。
そのポイントとは
自分が学生時代にやってきたことは何か。そしてその経験は入社したい会社の何に役立つか。です
本当にこれが全てだと思います。
これについてしっかり考えてみてください。こじつけでいいんです。
ちなみにボクが学生時代に頑張ったことはかなり抽象的でしたが
「自分が楽しみ、そして相手を楽しませること」と最終的には言っていました。
そして、これが決まればあとはこの「頑張ったこと」のエピソードを思い出す(作り出す)のです。
エピソードを考えるというのは非常に大切なことで、
いくつか考えておくことで比較的様々な質問に答えられるようになるのです。
エピソードは学業・遊び(部活やサークルを含む)・アルバイトであてはまるものがそれぞれ1つずつ、計3つもあれば十分です。
うまいこと使い分けましょう。
実際ボクはこの3つのエピソードでかなりの一般的な企業から内定をもらいました。
そしてもう一つ重要なことは「受ける企業のことについて軽く調べておく」ということです。
それはHPに乗っているようなコトだけで大丈夫です。
ある程度知っておき、自分がやってきたこととどのようにリンクできそうかを考えるのです。
本当にこれができるだけで、ある程度の企業は採用してくれます。
自分の軸となるモノとそのエピソードが
会社でやりたいことに齟齬がないかよく考えてみてください。
それだけで大丈夫です。
テレビ局の就活について
さて、それではいよいよテレビ局の就活についてです。
ある程度みなさん予想ができているかもしれませんが、
基本的には
自分が学生時代にやってきたことは何か。
そしてその経験は入社したい会社の何に役立つか。
について答えることができれば大丈夫です。
一般企業だろうがテレビ業界だろうが、会社は会社です。
働きたいと思える人と働きたいのです。
ただ、1点一般企業との違いを感じたことがあります。
それは
あなたはテレビが好きか?
ということです。
テレビ業界の人はいまこれについて異常に気にしています。
それはきっとYoutuberの台頭やマスゴミという言葉の広まりも関係するのだと思います。
それだけ何を言われようが「好きだからできる」という人が欲しいのです。
したがってあなたは、
学生時代にこんなことをしてきて、
そのときにどういう風に思ったから、
こんな番組を作りたい
ということを具体的なエピソードを交えてしゃべることができればいいのです。
これがちゃんとできれば採用されるはずです。
逆に自分が就活生のときに最初からこれを知っていればどれだけ楽だっただろうか、と思います。
もし完璧にこれができていたのに採用されなかった場合、
それは自分よりもエピソードを上手に語れた人がいたんだと諦めましょう…笑
また、キー局とローカル局の就活の違いもあります
それは以下の記事を参考にしてみてください
ちなみにマスコミ就職のメリット・デメリットについてはこちらにまとめています
ところで地方局の給料って…
単刀直入に申し上げると、30代前半のボクは現在
900万円程度の年収を頂いています。
いち地方局でもこれくらいもらえるんです。
手取りにすると600〜700万円程度です。
同年代と比べると割ともらっている方だと思います。
ただし、残業も少なくはありません。決して多いとも思いませんが…
いまの部署では1日平均3時間程度でしょうか?
今の給料は半分が基本給、残りの半分が残業代です。
これで月の手取りが40万円程度となります。
この他にもボーナスがあって、上記の年収となります。
各地域のテレビ局の年収については以下の記事を参考にしてください。
最後に
実際年収はそこそこ高いですが、
キー局はもう少しもらえるとキー局の同期が言っていました。
なので給料の面では安定してもらえるのでアリではあるのですが、
働いてみて思うのはやはり
テレビが好きでないと、働き続けられないということです。
ボクの同期は最初は7人いたのですが、いまでは半分以下です。
それだけ離職率も高いのです。
テレビ局の局員というのは非常に狭き門です。それはキー局も地方局も一緒です。
なので、テレビが好きであれば挑戦すれば良いと思いますし
なんとなくであればかえってうけないほうがよいかもしれないな、と思います。
またマスコミは特に、就活中に出会ったライバルたちと仲良くなるのことが非常に大切です
就活中はもちろん、就職後も横のつながりとなる可能性があるので
なるべく多くの人と情報交換しておきましょう
同様に就活サイトも参考にしてみてください
就活ノートではマスコミの情報も他のサイトより丁寧に乗っているのでおすすめです
質問などあれば何でも答えさせていただきたいと思います。
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