こんにちは、
食品衛生責任者のユーです
この記事では、
特にこれといった理由もなく(強いて言えばテレビでシェアキッチンの特集を見たから)
食品衛生責任者の資格を取ろうと思ったボクが、
e-ラーニングを利用して
資格を取得するまで道のりを解説します。
母のころはe-ラーニングなんてなかった。
食品衛生責任者とは
ボクが住む札幌市のホームページによると
食品衛生責任者とは
「食品衛生責任者」とは、飲食店や食品製造業、食品販売店などの営業施設において、施設の衛生管理を担う責任者のことです。法令(食品衛生法施行規則)により、営業者は営業施設ごとに「食品衛生責任者」を設置することが義務付けられています。
つまり食品を取り扱う営業をするためには、
その営業施設に1人以上の食品衛生責任者がいる必要があるという事ですね。
シェアキッチンもこれにあたるそうです。
そしてその食品衛生責任者になるためには以下の基準を満たす必要があります。
- 調理師、製菓衛生師又は栄養士の資格を持つ方
- 食品衛生管理者の資格要件を満たす方
- 食品衛生責任者「資格者養成講習会」を札幌市又は他の都道府県等で修了した方
ボクはこれをまず上から二つ目まで見た時点で
もう無理じゃん…と思いました(ちなみに食品衛生管理者というのは食品衛生責任者とは別の国家資格です)
しかし、
調理師などの資格を持たない私たちにも
食品衛生責任者の資格を取得する手段があります。
それは
食品衛生責任者「資格者養成講習会」を修了すること
この資格者養成講習会に関しては
本来、各自治体で予約して受講する必要があります。
現に、今年の頭にボクが受けようとした時点では
実際に講習を受けられるスケジュールが立てられずに挫折していました。
しかし!
なんと札幌市では2021年の9月から
e-ラーニングでの受講が可能となりました。
つまり、いつでもどこでも時間・場所に縛られることなく
スマホ・タブレット・PCから受講が出来るのです。
ちなみに、
トータル6時間もあれば受講は完了します。
この点はリアルの受講と同じですね。
※リアル講義の講習場所までの移動時間などを考えると
e-ラーニングの方がかかる時間は短いかも
ここからはこの食品衛生責任者のe-ラーニングを受けた
ボクの備忘録を残しておきます。
申し込み
食品衛生責任者「資格者養成講習会」e-ラーニングを申し込むには
まず自分が住んでいる自治体のホームページをご確認ください。
まだe-ラーニングに対応していない自治体もあるので
その際は日時を予約してリアルイベントで受講してください。
ちなみに札幌市のホームページから食品衛生責任者について調べると
一般社団法人札幌市食品衛生協会のページに飛びます。
このページから申し込みをします。
かかる費用と決済方法
食品衛生責任者(講習会・e-ラーニングいずれも)の受講料は10,000円(税込)です。
クレジットカードもコンビニ払いもできます。
領収書はpdfを印刷する形で出力できます。
ちなみに、この支払いが済むと受講開始となり
この日から30日間しか講義を受けることが出来ません。
30日を超えてしまうと、もう一度申し込む必要が出てしまうので
資格の取得費を無駄にしないように
申し込んだら早めに受講を済ませてしまいましょう。
e-ラーニングの受講形態
実は、ボクは毎年なんらかの資格を受けるようにしており
その中で受けたバーベキューインストラクターという資格もe-ラーニングを採用していました。
(バーベキューをネット上で学ぶなよ…という声が聞こえてきます)
そのe-ラーニングでは動画を見ながら学び、
その後選択式のテストに回答し、合格点を超えれば資格を取得できるといったものでした。
そういった経緯もあり、大体の予想はついていたのですが
食品衛生責任者の資格者養成講習会は
少し違っていたポイントもありました。
大きな違いは、
自分が受講する際に使うデバイスのインカメラで
常に自分の姿を映していないといけないということです。
これは少し抵抗がありました。
しかし、実際には常にみられているわけではないようで、
モニターの場所とインカメラの場所が違ったりしていて
うまく自分が映らない環境でも問題なく講義は進みました。
同様に、目線も関係ないようでした。
通勤中など空いた時間での受講が推奨されているという関係もあるかもしれません。
実際の受講手順を以下に示します。
まず、受講の申し込みをすると
ユーザー登録などの手続きを済ませ
以下の画面から講義を進めていくことになります。
インデックスをみると
講義は大きく1~3に分かれていて
これらの講義ごとに確認のテストがあります。
ちなみに学習時間目安というのは
その講義の動画を見るのにかかる時間の目安という事です。
しょっぱなから45分はやや心が折れますね…
なお、この講義動画は早送りすることも飛ばすこともできません。
これは講義なので当然のことといえば当然のことです。
常に自分を映したまま講義動画を最後までしっかりと見ましょう。
最後まで見ないと次の講義には進めません。
次の講義に進めないと確認テストも受けることが出来ません。
とはいえ、リアルの講義を受講すると
1日で昼を挟んで計6時間の講義です…
こういった点から見ても、e-ラーニングは
日時や時間帯を好きに変更して受けることが出来るため
集中して受けることが出来たといった印象でした。
ちなみに講義を受ける前に
学習テキストの送付先を決めます。
この送付先は職場でも自宅でも受け取りやすい方で大丈夫です。
受講開始日(支払い完了日)から5日以内に設定しなかった場合は、
申し込んだ際の自宅の住所に届くそうです。
講義は動画を見ることでで進んでいきますが
その動画で使われているのは主にこのテキストの内容です。
したがって、講義動画を見ていれば
同時にテキストを見る必要性はそれほど感じませんでした。
なので、講義申し込みをした後にテキストが到着するのを待つ必要はない。
と、ボクは感じました。
【重要】確認テストはいずれも選択式
各講義の最後に設定されている確認テストですが、
こちらは記述式ではなく選択式です。
そして、
何度でも受けることが出来ます。
また、一度受けると正誤判定をしてくれるので
次回間違えることはないでしょう。
ただ、試しに何度か不合格になり確認テストをやり直してみたのですが
問題内容は毎回少し異なっていました。(重複した問題もありました)
ただ、この確認テスト自体は難しいものではなく
講義動画を見ていれば普通にこなすことが出来ます。
最終確認試験について
講義3の確認テストまで終わると
ついに、最後の確認試験です。
ただ、こちらの内容は
ここまで受けてきた
講義1・2・3の確認テストの問題から10問設定されていました。
もしかしたら最終確認試験にだけ出される問題もあるのかもしれませんが
ボクの場合はこれまで出てきた問題だけでした。
そして
最終確認試験が終わると
食品衛生責任者 資格者養成講習会は修了となります。
10営業日以内に終了証書が届き
晴れて、食品衛生責任者です。
さいごに
こうしてボクは食品衛生責任者になったわけですが、
いかがでしたでしょうか?
ちなみに、
店舗の食品衛生責任者になる場合、
営業所や店舗のお客様に見える場所に
食品衛生責任者名を掲示する義務があります。
e-ラニングのサイトからも購入することはできますが、
通販などでも売っているのでそちらの方が安上がりでしょう。
さて、
ボクが毎年なんらかの資格を受けるのは
日々に刺激を与えるため、そして
自分の人生の幅を広げるためです。
年一くらいで何かを勉強するのって面白いですよ。
この食品衛生責任者の資格勉強では
普段料理で気を付けたほうが良いことなどもわかったので
非常に有用でした。
これから食品衛生責任者のe-ラーニングを受講する方の参考になれば幸いです。
ちなみに大前春子さんの場合
母がLINEで最後に言っていたオオマエさん、とは
おそらくドラマ「ハケンの品格」にて、篠原涼子さんが演じていた
大前春子さんの事だと思います。
その通り!
そのオオマエさんが持っている資格は以下の通りらしいよ。
車両系建設機械運転者、自動車運転免許、スペイン語検定、マグロ解体、ロシア語能力技能検定、昇降機検査資格、助産師、ウグイス嬢、剣道4段、速読術、看護師、食品衛生管理者、調理師、栄養士、犬訓練士、ふぐ調理師、理容師、アロマテラピー、初生雛鑑別師、あん摩マッサージ指圧師、危険物取扱者、核燃料取扱主任者、スカイダイビング、6級海技士、小型船舶操縦士、検査分析士、スピーチ検定、ジグソーパズル検定、鑑識検定初級、気象予報士、一級左官技能士
食品衛生管理者あるじゃん!!
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