こんにちは、
サウナ・スパ健康アドバイザーのユーです
サウナを上がって帰るとき、
ロッカーの前でこう思うことがあります
使ったタオルがベチャベチャ&荷物になる…
今回はこんな悩みを解決できるタオル「MOKU」について
サウナスパ健康アドバイザーで
理系の大学院を出ているボクが徹底的に解説します
上記の悩みを解決できるだけでなく、
思った以上のメリットだらけです!
今はサウナブーム真っ只中です
せっかくなら良い道具でサウナをもっと楽しみたいですね
MOKUとは
MOKUとは
今治タオルで有名なコンテックス株式会社が販売しているタオルのことです
コンテックス株式会社のサイトによると
2020年に同社で最も売れたタオルなんだそう
タオルなんて五万とあるだろうにすごいですよね
そもそもメイドインジャパンの上質なタオルとして有名な今治タオル
そんな今治タオルの中でも、売れに売れているMOKUについて
一般的なタオルとの違い・メリット・デメリットについてまとめていきます
MOKUが優れている4つの理由
今回は、MOKUの比較対象として
日本サウナ学会の学会員がもらえる一般的なタオルを使用します
サイズが丁度よい
MOKUは一般的なタオルよりも長い設計になっています
画像を見ても明らかですが
MOKUの方が20cm長い設計になっています
この長さがミソなんです
サウナに入る際や外気浴の際、写真のようにタオルを首からかける方が多いかと思います
このとき、普通のタオルよりも長いおかげで汗を拭くのに丁度よい長さなのです
また背中を洗うときにも、
両端を持って体の後ろに持っていきやすいのも特長です
さらに頭の大きいボクでも
頭に巻きやすいというメリットもあります
※このメリットについては後に詳しく説明します
普通のタオルじゃ頭に巻けないんだよね…
軽量かつ優れた吸水力
MOKUは一般的なタオルの半分の重量
MOKUは触れるとわかるのですが、普通のタオルと比べて非常に薄いんです
そこで、一般的なタオルと重さを比較してみましょう
このように、MOKUはサイズが大きい(面積にして1.25倍の大きさ)にもかかわらず
重さは66%という驚異的な数値です
同じ面積で考えると
MOKUは 0.015【g/cm^2】
一般的なタオルは 0.03【g/cm^2】
となるので、単位面積当たりで換算すると
MOKUは一般的なタオルの半分の重さとなります
一般的なタオルの140%の保水力
一般的なタオルと比較してこれだけ軽いと、ある心配が湧き上がります
そんなガーゼみたいなタオルで水はちゃんと吸えるの?
そう思うよね、どれだけの水を吸えるか試してみたよ
両方のタオルに水を吸わせて、水が滴らない程度に絞って
その重さを比較しました
比べた結果
MOKUは302g
一般的なタオルは340gとなりました
一般的なタオルのほうが水を吸っているじゃん
この重さだけ見るとそう思うかもしれないけど、ちゃんと比較してみると…
乾いたMOKUの重さは51g 濡らすと302g
つまり、251gの水分を含んでいます
また、
一般的なタオルの重さは77g 濡らすと340g
つまり、263gの水分を含んでいます
一般的なタオルのほうが12gだけ多く水を含んでいますね
しかし、
乾いたタオル1gあたりに、どれだけの水分を含むことが出来るのか(これを保水力とする)
を計算してみると以下のような結果になりました
改めて比較するとその吸水力に驚かされます
MOKUの方が重さが半分なのにも関わらず、およそ1.4倍も保水することができます
これでも、MOKUは薄いから水を吸わないといえますか?
ちょっと計算が難しいけど、なんかスゴいのはわかった!
たったの90分で乾く
それぞれのタオルを固く絞ったとき、
残った水分が少ない方がはやく乾くということは感覚的に分かります
そこで、MOKUと一般的なタオルをギュ〜っと絞ってみると…
それぞれのタオルに残った水分(絞りきれなかった水分)は以下の通り
この数値だけ見ても47gも差があることが分かります
つまり、乾きやすいということになるのですが
ここで忘れてはいけないのがそれぞれの面積です
MOKUは100×33 つまり 3300(cm^2)
一般的なタオルは80×33 つまり 2640(cm^2)
ということは、1cm^2あたり
MOKUには 0.02g(68÷3300)
一般的なタオルには 0.04g(115÷2640)
の絞りきれなかった水分が残っていることになります
数式ばっかり…やめてくれぇ!
絞りきれなかったMOKUの水分量は、一般的なタオルの半分だったってこと!
つまり、
水分が均等に蒸発すると仮定した場合
MOKUは一般的なタオルの半分の時間で乾く
ということが分かります
サウナを上がるときにも小さくまとまるのも嬉しいですね
乾燥にかかった時間(実測値)
さて、写真のように固く絞ったそれぞれのタオルを
気温22度の浴室で乾燥させた結果についてまとめます
一定の時間をあけて、それぞれの乾燥具合を比べてみると
MOKUはHPに記載されているのとほぼ同じ1時間半
一般的なタオルは4時間後に触ったときには乾いていました
90分で乾くMOKUってスゴい!
計算と違うじゃん!
理論値ってそういうものじゃん…?
対象 | サイズ(cm) | 重さ(g) | 保水力 | 残水量(g) | 残水量(g/cm^2) | 乾燥時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
MOKU | 100×33 | 51 | 4.92 | 68 | 0.02 | およそ90分 |
タオル | 80×33 | 77 | 3.41 | 115 | 0.04 | およそ200分 |
サウナハットになる
サウナがブームになってよく目にするようになったサウナハットですが
お風呂にに入っている間に盗まれるんじゃないか…など
なんだかんだで結構邪魔なんですよね
そもそもこのサウナハットの役割は、「サウナの熱から頭髪を守る」ということです
熱せられた頭髪からは水分が抜けていき、だんだん乾いていきます
この乾いた頭髪が更に熱されると、
必要以上に水分が飛ばされるためダメージになってしまうのです
そこで濡らしたサウナハットをかぶることで、
頭髪の代わりにサウナハットが熱され頭髪を守ることができるのですが
これは、必ずしもサウナハットである必要はありません
濡れた何かで頭髪を覆えればいいのです
そこで代用できるのがMOKUです
MOKUは上記の通り頭に巻くことが出来るので
サウナハットの役割もこなしてくれるのです
サウナハットは気持ちは盛り上がるので個人的に好きですが
機能だけならMOKUでも十分ですよ!
しかも、MOKUは上記の通り乾くのが早いので
サウナを出る頃には程よく乾いています
つまり水風呂を上がった際、とてもよく水を吸ってくれます
いいことばっかりじゃないか…
ちなみにこのMOKUを使って、
サウナの荷物を1/6まで減らすことができました
MOKUのデメリット
ここまでMOKUのメリットについてまとめたところで
デメリットについても考えてみます
クリティカルなことは思いつきませんでしたが
強いて言えばこんな感じでしょうか
値段が少々高い
AmazonでMOKUの値段を見ると
多少値下げされて税込み880円という物が多いです
これは実売店舗と同じ値段でした
ただのタオルであれば100円ショップでも買うことが出来るので
約8倍の値段と考えるとお高い気もしますね
カラーバリエーションが多すぎる(メリットでもある)
これはメリットでもあるのですが
MOKUはとにかくバリエーションが多いんですよね(21色)
ここに加えてご当地サウナMOKUもあります
通販で購入しようとすると実際のものを見比べて選びたくなってしまうんです
また、似た色でわずかな差なのも悩む要素になってしまいます
ただ、
好きな色を選ぶのも楽しいですし、サウナでも他の人と色がかぶりにくいので
そういった点では断然メリットのほうが大きいかもしれませんね
ご当地限定のMOKUはコレクションしても楽しいですね
MOKUはサウナ以外でも大活躍
MOKUがサウナに最適である理由はお分かりいただけたかと思います
でも、MOKUはサウナ以外にも様々な用途があります
例えば、スポーツや登山などがそうです
会社終わりにジムで汗を流したいときにも
MOKUなら薄くコンパクトになるので
普段の荷物にサッと忍び込ませることができますよ
家にあるタオルに、MOKUを1本加えてみてはいかがでしょうか?
また、レギュラーのMOKUでは大きくて荷物になる、という時には
ハンカチサイズのMOKUもあるので
通勤時など、ポケットに忍ばせておくのもおすすめですよ
追記:コンテックス株式会社さまにお墨付きを頂きました
このブログを上げて1時間後…
まさかのコンテックス株式会社さんからリアクションが!!
引用リツイート+リプライまでいただきました
自分達の製品を愛しているのがよく分かりましたし
その方々から反応をもらえるのはとんでもなく嬉しいことです…
これからもMOKUを愛用したい、と心から思えました
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