こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエで、
プロキャンパーのユーです
キャンプDIYの王道、スパイスボックス
塩やブラックペッパーの他、
小さいマヨネーズなどを入れるための箱を
自作している人はたくさんいますよね
しかし、
ボクはとにかくキャンプで本格的なスパイスカレーを作りたいのです
小さいマヨネーズなどはいりません!笑
そこで、今回は
ボクがカレーを作るときに使用しているスパイスや
調理器具を入れられるような
ガチのスパイスボックス
を自作していきます!
これらを収納できるおしゃれなボックスを作ります
サイズ計測〜設計図制作
ボックスを作る上でまず最初にしておきたいのは
どんなグッズをどのように収納するかの計算です
これらのグッズをどのように収納するかを考えるために
それぞれのアイテムのサイズを計測します
基本的にスパイスを入れている容器はダイソーのものです
めっちゃ使いやすいのでおすすめです
そしてこのスライサーは玉ねぎを薄く切るために使用しています
厚さを変えることができるので重宝します
サイズを計測したら、その数値を元に設計図を書いていきます
ざっくりと書いたものが上の画像です
この時は厚みを10mmと考えていましたが
実際には10mmの板はあまりありませんでしたので
ホームセンターに行ってから微調整することになりました
ちなみに、最後まで見ていただければわかりますが
仕上がりはこの設計図と異なることになるので
参考にはしないでください…
材料調達
設計図を手にホームセンターに向かいます
今回は、安価で調達出来て
使いたかった300mmの幅を持つ桐の集成材を選びました
この長さ(1820mm)で、設計図分の材料を切り出すことが出来ました
ちなみに板の切り出しは
ホームセンターで1カット50円で行ってくれました
初心者のうちは、まっすぐに切り出すのが難しいので
お店でカットしてもらうことをおすすめします
使用工具・道具
今回使用した工具や道具は以下のとおりです
加工
カットした材料は木くずなどが出るので屋外で加工していきます
塗装面をヤスリがけする
切り出したばかりの木材のバリを取るため、
また、ヴィンテージワックスのノリを良くするために
サンダーを使って1つずつヤスリがけをします
正面はもちろん、側面にも丁寧にヤスリがけしてきます
このときタジマのサンダーは非常に使いやすいです
すべてにヤスリをかけたらウエスを使って
細かい木くずなどを払っていきます
ヴィンテージワックスで塗装する
木材の下処理が終わったら、
ヴィンテージワックスを使って塗装していきます
今回はウォルナットカラーを使用しています
落ち着いた色合いで大人っぽさがある色です
ヴィンテージワックスの塗装は、
色のついた油を板に染み込ませる塗装方法です
事前にゴム手袋やビニール手袋をしてから作業しましょう
ウエスでワックスを取り、板に塗り込んでいきます
しっかり塗り込むことで色が馴染んできます
側面も同様にワックスを塗っていきます
塗り終わった木材は、30分ほど乾燥させてから
新しいウエスを使って拭き取っていきます
これでワックス作業は終了です
最初の色と比べるとかなり雰囲気のある色味になりました
箱を組み立てる
塗装が終わった木材で箱の外枠を作っていくのですが
いきなり釘を打つのではなく、木工ボンドを使って仮どめをします
木工ボンドは乾くと透明になるので
はみ出すくらい使って、しっかりと位置を決めてしまいましょう
ボンドが乾いてきたら釘でしっかりととめていきます
板の厚みが13mmということで
今回はおよそ2倍の25mmの釘を使用します
釘でとめたら箱の半分が完成です
もう一つも同じようにして組み立てます
また、ここでセリアのアイテムを使って
ちょっとした加工をしていきます
このパーツを下面の手前に取り付けます
これで入れたスパイスが落下することを防ぎます
同様に棚板にもこのパーツを取り付けます
棚の位置を決める
棚板ができたら、使いやすい位置に固定します
実際に入れるものを手元に用意しておくとイメージが付きやすいです
使いやすい位置を決めたら釘を打っていきます
棚パーツを固定したらいよいよボックス同士の連結をします
半分のボックス2つを連結する
出来上がったハーフボックスを並べるとこんな感じです
だいぶいい感じですよね!スパイスボックスって感じです!
これらを連結するために、またセリアのアイテムが登場します
蝶番と留め金です
蝶番は裏面に3箇所固定します
箱同士をぴったりとくっつけてネジ止めしないと
うまく開閉できなくなるので注意です
同様に前面に留め金を取り付けます
完成??
さて、それでは全貌をお見せします!
どーーん!
…ん?
なんというか…
仏壇…?骨壷とか入れてるの?
めっちゃ仏壇だね…
このウォルナットという色味、留め金の雰囲気、立方体とサイズ感
これらすべてが相まって完璧に仏壇が出来てしまいました…
これはちょっとまずいな、ということで
ちょっと手を加えていきます
加工 〜 仏壇を超えろ 〜
さて、色味はもう変えることができないし、気に入っているので
とりあえず立方体という形状から見直します
せっかく取り付けた蝶番を外します
棚の無い方の箱を輪切りにして、奥行きを短くする作戦を実行します
入れたいものをあわせてみて、
137mmあった奥行きを50mmまで減らそうと思います
鉛筆で奥行き50mmの部分に一周線を引いていきます
続いてジグソーを使ってやや荒療治ではありますが、
一周分カットしていきます
棚を横からジグソーで切るって見たことないですよね
どんどん切られていきます
そして
この輪切りにした奥の浅い箱を使用します
まずはサンダーでヤスリがけ
続いて、ワックスを塗り込んでいきます
塗装が終わったら、浅い箱を蝶番で連結します
一気に仏壇感が減っている感じがします
そのまま留め金もつけ直します
いい感じになってきました
ただ、箱のサイズが変わってしまったので
もともとの構想していた使用方法では使えなくなってしまいました
そこで、セリアでさらにパーツを買い足し
浅い箱の内部に取り付けていきます
まずは落下防止と同じパーツを上部にも取り付けます
次に、モノをかけることができるフックを取り付けます
最後に、
セリアで買った取っ手を、箱上面の中心に取り付けます
これで、本当に本当に完成です
完成品と使用感
さて、これが本当の完成品です
全貌を御覧ください
まずは、閉じた状態から
続いて、
開くとこんな感じです
これはもう仏壇ではないでしょう!
すごい!かなり良くなったね!
ちなみに、今回収納したかったものがこちら
これらをすべて収納することが出来たのかというと…
見事に全て収納することが出来ました!
【左下スペース】たくさんの量を使うスパイスとトマト、にんにく、しょうが
収納スペースは大きく分けて3つあります
まず、左のスペースには
スパイス系とホールトマトやにんにく、しょうがなどを収納しています
一回に使う量の多いスパイス(コリアンダーやガラムマサラなど)や、
カレーに使用する油 ギーなどは
シルバーの缶に入れ、下の段にまとめて入っています
ちなみに缶の後ろにちらっと見えているのが、にんにくとしょうがのチューブです
【左上スペース】少量で使用するスパイスなど
左面の上段には、
それほど大量には使わないスパイス(カルダモン、クローブのホールなど)
が入っています
ダイソーのスパイスボトルが3列分入るので、かなりの容量があって便利です
他にもボトルに収まらないシナモンなどのスパイスも入っています
【右スペース】調理器具と大きさのあるもの
最初にみてもらったスライサーや、バットのように使うパイ皿は
サイズが大きいこともあり右の奥行きの浅い面に収納しました
落下防止用のパーツを上部にもつけたことで
スライサーが倒れてくることも防止できますし、
スノーピークのシェラカップを吊っておくこともできます
※シェラカップはお玉としても使えるので便利です
また、奥に取り付けたフックには
無印良品の大さじと小さじを吊るすことができます
口が大きいので、スパイスの計量がしやすくおすすめです
スパイスボックスを実践使用した結果
このスパイスボックスを持って
外でカレーを作ってみましたが、過不足なく非常に活躍してくれました
ぜひみなさんもお試しあれー!
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