こんにちは、
認定ブッシュクラフターのユーです
キャンプで燻製を楽しむ人は多いかと思います
チーズやベーコンなどの燻製はビールにピッタリですからね
しかし、
一般的な燻製は非常に手間がかかるんですよね
そこで、今回は
少量のチップしか使わず
しかも、10分程度で完成する「冷燻」について
さらに、
冷燻を楽しめるおすすめのコンパクト燻製器(スモーカー)をご紹介します
燻製(温燻、熱燻、冷燻)とは
まず、燻製とは
香りの良い、木の破片「スモークチップ」に着火し
出てきた煙を使って、食材に香りをつける調理法のことです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/original.jpg)
温燻・熱燻
燻製と言って
みなさんが最初に思い浮かぶのは「温燻」もしくは「熱燻」だと思います
これは、食材に火を通しつつ
チップを燻した煙で香りをつける燻製法です
温燻:スモークウッドと呼ばれる、固めたチップに直接火をつけ
30℃〜80℃の熱を与えつつ食材を燻す方法(所要時間 数時間〜1日程度)
水分がしっかり抜けるため保存の効く燻製ができる
キャンプでは専用のスモーカーを使用する
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img03.jpg)
熱燻:チップをコンロなどで熱し、80℃〜150℃の熱を与えつつ
食材を燻す方法(所要時間 数十分〜1時間程度)
水分が抜けきらないため、保存用には適さない
キャンプではメスティンなどでも調理可能
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img02.jpg)
冷燻
上記の燻製法は最低でも数十分の時間がかかるため
燻製のみを楽しみたいのであれば良いのですが
燻製も!したい
という人には少々面倒かもしれません
そこでおすすめなのが「冷燻」という方法です
冷燻:燻製器内の温度を下げて調理を行う燻製法
一般的には高価な専用の器具を用いて15℃〜30℃で行う
熱を与えないので、サーモンをはじめとした生ものや
マヨネーズなどの調味料にも向いている
今回紹介するアイテムなどを使えばキャンプでも可能
グリーンハウスのコンパクトスモーカー(GH-SMKB-SV)がおすすめ
一般的には長時間かけて行う冷燻ですが、
この冷燻を簡易的に行うことができるアイテムがあります
それが、
今回紹介するグリーンハウスのスモーカー(GH-SMKB-SV)です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9763-1024x768.jpg)
箱にも書いてあるとおり、
コンパクト燻製器という位置づけの商品です
キャンパーはコンパクトという言葉に弱いんですよね…
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9764-1024x768.jpg)
箱の中には燻製器本体の他に、説明書や
サクラ、リンゴ、オニグルミのチップが同梱されています
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9765-1024x768.jpg)
使い方としては、
燻製器本体の上部にチップを入れ、火をつけ
その煙をチューブから噴出し、食材を燻すという方法です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9774-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9770-1024x768.jpg)
この受け皿にチップをのせて火を付ける
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9775-1024x768.jpg)
なお、この本体は単三電池2本で動くので
キャンプなどでも場所を選ばずに使用可能です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9773-1024x768.jpg)
ちなみに、
このグリーンハウスというメーカーが作っている
ビールサーバーもキャンプで使えてめっちゃおすすめです!
冷燻を作ってみよう
それでは、
この燻製器を使っていろいろな冷燻を作ってみましょう
スモークサーモン&スモーク明太子の燻製
これぞ冷燻の真骨頂とも言えるスモークサーモン
そして、試してみたくて買った明太子のスモークをしていきます
まずは、食べやすい大きさにカット
サーモンは軽く塩を塗り込んでおきます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9891-1024x768.jpg)
海鮮系は水分が出るので
冷蔵庫で半日ほど寝かしつつ、たまに水分を拭き取ると
美味しく仕上がります
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9851-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9849-1024x768.jpg)
これで下準備は完了です
まずは、網を引いたバットやボールなどに食材入れ
食材の下からも燻せるようにします
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9892-1024x768.jpg)
ラップをして隙間から本体のチューブを入れたら
続いて燻製器の準備をしていきます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9894-1024x768.jpg)
チューブをセットしたら本体のスイッチを入れ
上部に少量のせたチップに着火します
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9797-1024x768.jpg)
今回はSOTOのマイクロトーチを使用しています
コンパクトな上にターボなので風にも強く重宝しています
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9794-1024x768.jpg)
なお、
着火したらすぐに煙が充満しますのでご注意ください
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9895-1024x768.jpg)
煙が充満してきたら本体のスイッチを切ります
スイッチを着ることで、新しい空気が入らなくなり
チップの燃焼が止まります
タイミングを間違えると、モクモクと煙が出てきてしまいますので
時機を見計らってチューブを抜いてください
※野外であればある程度放っておいて大丈夫です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9896-1024x768.jpg)
この煙は次第になくなっていきますので
完全に透明になったら完成です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9897-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9898-1024x768.jpg)
煙がなくなるまでは数分〜10分程度
あっという間にできるのが嬉しいですね
完成したものがこちら
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9905-1024x768.jpg)
サーモンを食べてみると、
燻した香りがしっかりと鼻に抜け、まさにスモークサーモン
水分も抜いてあるのでねっとりとした食感が楽しめます
明太子の方も、普通に食べるよりもしっかりとした食感で
桜チップとの相性も抜群です
短時間燻しただけなのに
香りがしっかりと付いていて本格的な仕上がりに満足です
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
ボクに冷燻を教えてくれた人は、ホタルイカの沖漬けを燻製していました
あれ、本当に美味しかったな…
おやつも燻製してオトナのおつまみに
こんなに簡単に燻製ができるなら…
ということでいくつか試してみました
スモークミックスナッツ
バーなどのお通しで燻製されたナッツが出ることはよくありますよね
それを、自分で作ってみようということで試してみました
ナッツはボウルではなく、ジップロックを使うとやりやすいです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9799-1024x768.jpg)
スモークサーモンと同じ要領で、
たっぷりと煙を送り込みます
こちらも煙がなくなったら食べ時です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9800-1024x768.jpg)
冷燻ということもあって、
熱を通さないため色もほとんど変わりませんが
いざ、口に放り込むと
それはまさにスモークナッツです
ウイスキーが進みますね!
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9792-1024x768.jpg)
スモーク堅あげポテト
これは、ただボクが好きなおやつなんですが
きっと美味しいはず、と思って試してみました
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9922-1024x768.jpg)
やり方は一緒です
ジップロックに堅あげポテトを開け
たっぷりと煙を送り込みます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9924-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9925-1024x768.jpg)
その後、煙がなくなったら食べごろです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9927-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_9929-1024x768.jpg)
こちらも見た目に変化はありません
が!
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
なんだこれ!めっちゃウマい!!
スモーキーなポテチってあんまり食べたことありませんでしたが
これはめっちゃウマい!
ブラックペッパー味でも絶対うまい!
ということで、
キャンプにおすすめ冷燻の紹介でした
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