【テレビ局】マスコミ就職のメリット・デメリット【マスゴミと呼ばれる覚悟】

地方のテレビ局に入社してほぼ10年

本当にいろいろな体験をさせてもらっています

それは、良いことはもちろん
悪いことだってたくさんあります

ちなみに、既に同期の半分以上は転職をしています
残っているのはボクとアナウンサーしかいません

これまで、マスコミの就活や年収などについてブログにまとめましたが
今回は就活生に知ってほしい色々なことをまとめてみました








ここで、ボクの経歴も簡単にまとめてみます

理系の大学院を修了して
現在はディレクターをやっているのですが
技術職と総合職をどっちも経験しているのは、結構稀なケースだと思います

経歴

・技術職からのスタート
・バラエティー番組ディレクター
・情報番組のディレクター

マスコミ就職のメリット4選

まずはマスコミに就職してよかったことについて記述していきます

メリット

・世間の話題について詳しくなる
・たくさんの人と一緒に仕事ができる
・比較的年収が良い
・職種が多いので色々な経験ができる

世間の話題について詳しくなる

これは、マスコミとしては当然というか、どうやったって避けられない通り道です

現在はコロナ禍ですが、
コロナの情報だって、中途半端な知識で皆さんに伝えることはできません

そうなると、専門家の先生と毎日のように話したり新聞を読んだり
今どういった状況なのかは常に押さえておかなければなりません

もちろんこれは職種にもよるのですが
コロナほどの大きなトピックになると、
仮にバラエティを担当していたとしても
ロケのやり方など、常に気を張っておく必要があります

つまり普通の人よりもコロナに詳しくなります

上記は少しネガティブな例ですが、
ポジティブな面で見ると

近所に新しいお店ができた時には、
それらをリサーチする必要があります

もちろん仕事としてなので、経費を使って美味しいものを食べられるチャンスだってあります
これは、1つ大きなメリットです

同僚にもアンテナを張っている人ばっかりなので
普段の飲み会なども、美味しいお店に行ける機会がとても多いです

自分が住んでいる地域を中心に、
他の人よりもたくさんの情報が入ってきますので
日々の暮らしが楽しくなります

たくさんの人と一緒に仕事ができる

これは、社内に限らず社外の人も含みます

社内で言うと、

一つの番組を作るのにとてもたくさんのスタッフと関わることになります

それは、同じ部署の先輩後輩はもちろん、
部署の垣根を飛び越えることもあります

一例ですが、

例えば、作っているVTRにテロップをつけたい場合
美術のスタッフに相談し、
自分が思っているよりも遥かに効果的なテロップを作ってもらえることもあります

他にも、そのテロップを入れる際の効果音(SE)やそのシーンのBGMなどついては
音効のスタッフに力を借ります

また、放送後に番組を見た編成の人からたくさんの意見をもらい
次回はもう少し違うアプローチで作ってみよう、などという会話もします

この、
「自分の脳みそだけでは作れない部分を補ってもらう」という作業はとても刺激的です
脳みそが増えていくことで、自分の実力を遥かに凌駕するものが出来上がる
その感覚は何ものにも変え難いものだと感じます


一つのものを短期間で作り上げ、
色々な人の目に触れて、その感想などをもらえるということも
日々コンテンツを作っているマスコミのメリットだと言えます

また、社外の人も同様です

取材にお邪魔させていただいたお店や、講師の先生など
自分が作りたい番組の構成などを話し合い
より良い番組にしていくのは本当に楽しい作業です

また、放送終了後に取材先の方から感想や反響をいただくことがどれだけ励みになるか
視聴率も大事ですが、この生の声をもらえることが作り手としてとっても嬉しく
次回への糧になるのは間違いありません

取材対象となる方から紹介していただいて、次の取材につながることもザラです

これは普段暮らしていてはまず築くことが出来ない関係性であり
マスコミで働く上での大きなやりがいです

比較的年収が高い

これは、以前にもブログで紹介していることですが
同年代と比べて年収で見劣りすることはまずありません


テレビ局の場合地方局だとしても

職種によっては20代で1000万近くの年収がもらえることもあります
それはもちろん、その分忙しいということもあるので
一概にメリットとは言い切れないかもしれませんが

お金=可能性であり経験値に繋がる要素 だとボクは考えているので
同じ考え方の人にはメリットとして捉えられるのではないでしょうか

職種が多いので色々な経験ができる

これはマスコミ特有とも言える気がしますが

テレビ局には非常に多くの部署が存在します

例えば、
人事部・総務部・経理部・報道部・営業部・情報部・バラエティ制作部・
スポーツ部・インターネット系・イベント系など…

主なものでもこれだけの部署があります

テレビ局の局員となると、
番組作りに直接携われるのはおそらく半数以下です

もちろん上記のようにテレビを作る仕事もできますが、

営業の場合は、
そのテレビ番組に対してどんなスポンサーについてもらうのか
どれだけのお金を引っ張って来られるのかを考えるのが主な仕事です

他にも、編成だったら
その番組で視聴率を取るにはどのようなタイミングでCMを入れるべきか
どんなコーナーを増やすべきか、
そういったことを常に考えています

かと思えば、人事は就職活動の仕組みを考え
どうすればより良い人材を会社に入れることができるかに四苦八苦したり…

と、人事異動によって
まるで転職かの如く色々なことができ
様々な角度から物事を見る能力を培うことができます

マスコミ就職のデメリット3選

ここまでは主なメリットについて述べましたが、
その一方でマスコミならではのデメリットも存在しています

ここからはそんなデメリットについてしっかりと書いていきたいと思います

デメリット

・やりたいことができるとは限らない
・仕事時間が不規則
・【最重要】マスゴミという側面がある


やりたいことができるとは限らない

メリットの4番目に書いた
「職種が多いので色々な経験ができる」に関しては

これがそのままデメリットにもなります

自分は報道番組を作って、世の中の困っている人の力になりたい
と思っていても

興味のない営業の仕事で、
毎日のように先方にヘコヘコしないといけないことがあるかもしれません


また、反対に
バラエティを作ってみんなに笑ってもらうために入社したのに
毎日のようにコロナ禍の出来事や、時には荒天中継をしなくてはならないかもしれません

実際にボクの同期は、やりたいことができなかったために転職をしています

いくら給料が良かったとしても
やりたくないことをずっとやらないといけないというのは、想像を絶するストレスなのです

ちなみに給料が半分程度になる、事務職に転職した同期もいます
※今はとても幸せそうですが

仕事時間が不規則

これは部署によるところが大きいですが、

ボクがバラエティを担当していたころは
朝まで編集していることなんてザラでした

やりたい仕事だったので、ストレスはさほどありませんでしたが
仮に、自分がバラエティに興味がなかったとすると
これはかなりの負担になるでしょう

当時10円ハゲができてしまった先輩もいました

また、朝番組の担当は
夜中の1時頃に出社して、昼過ぎ(場合によっては夕方)まで仕事をしている人も珍しくありません

家族がいる人の場合、こういったことが原因で
家庭環境に亀裂が入るケースもあります

給料が高いというメリットはこういったデメリットの裏で成り立っていることもあるのです

【最重要】マスゴミという側面がある

これはボクがいまだに悩むテーマです

世間では、すっかり「マスゴミ」というワードが定着しています
入社当初は、単純にこのワードに腹が立っていました

ところが、

10年ほど経ったいま、
認めざるを得ない光景を何度も目にしています


事故で亡くなった子供の親御さんのところに平気で「今の心境」を聞きに行く
コロナ禍なのに、初めての予防接種会場には報道陣がうじゃうじゃ集まる

上げ出すとキリがないのですが
こういったことは実際にあります

他人に平気で迷惑をかける側面があるのです
特に報道に長くいる人たちはこの部分のモラルがどんどん欠如していきます

後輩に報道経験者がいますが
報道にいると、その感覚はどんどん麻痺してくるんだそうです

他局よりも早く情報が欲しい、出し抜かれたくない

そういった考えが蔓延しすぎて、
人の迷惑は場合によっては二の次になってくるんだそうです

実際、報道に異動になってからやめてしまう人はたくさんいます
みんなこの環境に対して違和感を覚えているのだと思います

この環境に馴染めない人からすると、相当辛いそうで
心の病になってしまった人も何人も見ています

しかし、
「マスコミは報道をやめろ!」
という意見をみると、それに対しても違和感を覚えます

実際、人の心がある以上
誰だってこんな報道はしたくないはずです
では、なぜモラルに反する報道をするのか

それは、視聴者が見ているからという側面が少なからずあるのではないでしょうか?

ボクたちとしては、生活するために仕事をしています
多くの社会人はそうだと思います

そのお金がどうして生まれるかというと
みなさんに番組を見ていただいているからです

つまり、その非人道的な報道の時に
「この報道は嫌だ」と思いつつも、なんとなく見てしまう方がいると
ボクたちはどうしてもその報道をしないと他局に負けて
食いっぱぐれてしまうことになってしまいます

そうなると、
どうしてもそんな報道をしなくてはいけなくなるのかもしれません

バラエティ番組をやっていても同じです
何も起こらなかったロケでは、何かを仕掛けないと皆さんに見てもらえなくなってしまいます

これらの葛藤はマスコミで働くみんなが抱えていることだと思います

少なくともボクはこのデメリットは非常に大きく、
仕事を辞めたくなることも何度もありました
これからだってそうかもしれません



そんな正義感と自分の生活を天秤にかけて
常にマスゴミであることをどこかで意識しながら働いている

これは直面しないとわからない不安ではあると思いますが
頭の片隅に置いておいてもらえればと思います
ボクは実際、結構辛い時があります

もちろん、
自分が変えてやるんだ!
という気概のある方も向いていると思います

まとめ

ややデメリット部分が大きくなってしまったかもしれませんが
ボクはこの仕事についたことを後悔はしていません

次に生まれ変わってもこの仕事をするかと聞かれれば
即答で「YES」とは答えられませんが
自分なりのやりがいを持って働いているつもりです

最初から転職するつもりで働くというのも選択肢としてありだと思いますし
間違いなく視野は広がります

少しでも就活生の参考になれば幸いです

またマスコミは特に、就活中にであったライバルたちと仲良くなるのが非常に大切です
就活中はもちろん、就職後も横のつながりとなる可能性があるので
なるべく多くの人と情報交換しておきましょう
就活サイトも参考にしてみてください
就活ノートではマスコミの情報も他のサイトより丁寧に乗っているのでおすすめです

就活ノート

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