こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのユーです
今回は、ボクが取得した
スパイス香辛料ソムリエについて
どこを探しても出回っていなかった過去問&解答と
難易度およびその取得方法について解説します
最初にちゃんと言いますがこの資格は、
「自分はスパイス香辛料ソムリエです」という肩書が欲しい人は受けてもいいと思いますが
「本当に香辛料について勉強したい人」は受ける価値のない資格だと思っています
※勉強した上で資格を取りたい方は後述の講座がおすすめです
以下で詳しく説明していきます
ボクみたいに肩書が欲しい人にはピッタリ!
スパイス香辛料ソムリエ とは
JSFCA(日本安全食料料理協会)が発行している資格で
スパイス関係の仕事をする人のため?の資格のようです
残念ながら公式ページには、この資格の趣旨といいますか
この資格を持っていることのメリットがはっきりとは書かれていません
ただ、
スパイス香辛料ソムリエをする人におすすめです、とあります
この協会は同様の資格を非常に多く発行していますが
どれも、同じようなものなのだと推測されます
そもそも同協会は「資格を認定する」ため団体らしく
法人なのかなんなのか、その実体もあやふやです(正直めっちゃ怪しい)
つまり、
「スパイス香辛料ソムリエ」という肩書がほしいのであれば、
受験料を払って取得すればいいですし
「スパイスについて勉強したい!」という人は、正直受ける意味がないとボクは思います…
※勉強しながら資格も欲しい、という人は最後まで読み飛ばしてください
サウナ・スパ健康アドバイザーを取得したときは
ちゃんとしたテキスト(今でも読み返す)などが付いていて勉強にもなったんですけどね…
改めてになりますが、
このJSFCAという協会はかなり怪しいと思います…
後で詳しく説明しますが、
受験料は1万円という強気の値段設定の割に
肝心の試験自体は自宅に郵送される一問一答の筆記試験
しかもたったの10問です!
カンニングするなとは書いていますが
自宅受験のためいくらでもなんとでもできますからね
そして、結構驚いたのが
返送用封筒は入っているのに、
自分で用意して、切手を貼らないといけないんですよ…
1万円+切手代でたったの10問です笑
なんというか、
儲けのためにスパイス(その他食品も)を利用しているのが見え見えな気がして
正直がっかりしましたね…
とはいえ、資格自体は認定されれば名乗っていいものなので
ボクはブログを書く上で名乗らせてもらってます
それだけでもなんとなく説得力が出る気がしますからね…
スパイス香辛料ソムリエを取得する難易度について
さて、肝心の難易度についてですが
当然カンニングをしない前提でお話をしますね
全10問の問題に対して、合格基準は70%です(7問正解で合格)
※解答時間は45分(あってないようなもの)
ある程度スパイスを普段から使っていて、
ある程度の本を読んで勉強してきた人なら合格はできる内容だと思いました
ただし、全問正解は難しいかもしれません
いわゆる座学的な知識も必要で
このスパイスは、何科の植物か?
このスパイスは何という木に実るか?
など、
ちょっとマニアックなものもあります
でも、ちょっと意識して本を1冊読めば合格はできると思います
※おすすめは後で紹介します
まぁ、この時代に自宅で受験ですからね…
その、なんだ、まぁ…ね
落ちる人なんて本当にいるのかなっていう…
当然ボクはカンニングなんてしてないですよ。
過去問と解答
いよいよボクが受けたときの受験問題を公開します
ちなみに、以下はボクが合格したときの回答であって
答えは教えてもらえないので
協会側の解答とは違う可能性があります
ただ、合格はしているので参考にはなるかと思います
A:ヒガンバナ科(もしくはユリ科)
ガーリックという書き方が若干気になりますが、
要は「にんにく」についての出題ですね
これは実は時代によって分類に揺れがあるのですが
最新の分類では「ヒガンバナ科」になっていることが多いです
一昔前は「ユリ科」でした
A:フトモモ科
どの本でもフトモモ科という植物に分類されています
A:クスノキ科
カシアとはカシアシナモンのことを指しています
いわゆるシナモンですね
A:セリ科
クミンは非常にオーソドックスなスパイスですね
エキゾチックな香りが食欲を刺激します
A:ミカン科
担々麺など中華料理にもよく使われる
華やかな香りのスパイスです
カレーにするならキーマカレーとの相性がよく好きです
A:ごこうふん
これはひっかけのつもりなんですかね?
「うーしゃんふぇん」が答えだとすると、
伸ばし棒の「ー」はカタカナなので日本語として答えられませんからね
「ううしゃんふぇん」もなんだか気持ち悪いですよね
…というかそもそもこれはスパイスの知識なのでしょうか
さて、五香粉とは中国の代表的なミックススパイスです
五とついていることから、5種類と思うかもしれませんが
それよりも多いケースがほとんどです
A:コショウボク
実際は胡椒と関係がないのに「コショウ」という名前がついています
A:八角
中華(主に台湾料理)でよく使われるスパイスで、お花のような形をしています
甘い中にもクセのある香りが特徴です
ルーローファンなどに使われることが多いですが
ボクはガラムマサラに少量混ぜることがあります
A:ターメリック
なんかちょっと嫌な感じの問題ですね
ふつうにウコンでもいいと思ってしまいますが
A:めしべ
サフランライスなど鮮やかな黄色に染めるのに使われるスパイスですね
少量でも割とお値段が高いんですよね…
資格勉強におすすめの書籍
このスパイス香辛料ソムリエを取得するために、何で勉強するのが効率的でしょうか?
それは読書(レシピ本?)だと思いました
ボクはカレーを作るのが好きなので、
それなりに色々な本を読んできましたが
今回のスパイス香辛料ソムリエの試験勉強という意味で向いていたのは
以下の2冊だと思います
スパイスの世界へようこそ!/シャンカール・ノグチ
2冊も読みたくない、という人はこちらだけでいいかもしれません
様々な種類のスパイスについて詳しくわかりやすく書かれています
筆者の祖父がスパイスの貿易商ということもあって
ずっと身近にスパイスがあった方なので
本当に詳しいです
レシピ本というよりは図鑑のような感じと言えます
スパイスカレーを作る/水野仁輔
もう1冊読む気力と時間がある方にはこちらの本がおすすめです
この本の著者は、前述のシャンカール・ノグチさんとも親交のある方で
日本のスパイスカレーの第一人者ともいえる人です
水野さんは非常に多くの本を出版されていますが
中でもこの「スパイスカレーを作る」は
スパイスカレーの作り方が変態的に書かれています
とにかく様々なアプローチでカレーを作るので面白いですよ
どちらかといえばレシピが主体ですが
各スパイスがイラストで紹介されているので
このあたりもあわせて勉強できれば試験にも合格できて一石二鳥かもしれません
スパイスの勉強をしたら資格がもらえる講座もある
スパイスの勉強をしたいという目的の人は、
わざわざ資格を受験する必要はないと書きましたが
勉強した上で資格を貰える方法もあります
それが以下の「スパイス香辛料講座」の受講です
こちらの講座では、
受講することで、試験を受けることなく資格をもらうことができます
この方法であれば、
しっかりと知識を身に付けた上で資格ももらえるのでおすすめできます
また、受講は在宅でできるので空いた時間を有効に使うことができます
また、本講座では
スパイス香辛料ソムリエだけでなく
スパイスインストラクターの資格も同時に取得できます
しかも最短2ヶ月ということなので
興味がある方は参考にしてみてください
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