こんにちは、
プロキャンパーのユーです
ボクは、冬キャンプを月に2回ほどしています
北海道で冬キャンプですから
テントの外は−10度以下なんてことも…
なんでそんな寒いところでキャンプを…!?
悪いね、今回のテーマはそこじゃないんだ!
そんな寒さの中、暖を取る方法は
薪ストーブがメインになります
※石油ストーブでは暖まりきらないです
そんな薪ストーブですが
そのまま使うよりも、ファンを使って空気を循環させる方が
テント内は格段に暖かくなります
今回はそんなファンについてお話できればと思います
熱源ファンは見た目と裏腹にあまり暖まらない
写真で薪ストーブの上に乗っているのが
熱をエネルギーに変換して回転しているファンです
これらのストーブファンは
ストーブに接地している部分の熱を変換してプロペラを回しています
ファンの前にいると
ストーブの熱を風に乗せて届けてくれるので暖かくなります
ここで、その後の暖かい空気の流れを考えみましょう
暖かい空気は上にのぼるので
正面にいる人に当たった暖かい空気は、そのままテントの上方向に上がっていってしまいます
つまり、正面にいる人は暖かいものの、
テント全体が暖まることにはならないのです
この暖かい空気をどう扱うかでテントの暖かさも変わってきそうですね
さらに、このプロペラは熱を電気に変換して回っているため
ある程度の熱(暖かさ)はこのプロペラを回すために使われてしまっているのです
この面から見ても、
このタイプのストーブファンは効率的であるとは言えなさそうです
ストーブファンの見た目と機能の面白さに気を取られ
こんな簡単なことに気がつけなかった過去の自分が恨めしい…
吊り下げファンで暖気を効率的に循環させる
では、薪ストーブを使ってテント全体を暖かくしたいとき
テントの上部に抜けていってしまう暖かい空気を、
どのように扱えば良いのでしょうか
答えは簡単で、この暖かい空気を
テントの上から下に向けて循環させてあげればいいのです
そうすることで
薪ストーブの熱を無駄なくテント全体に行き渡らせることができます
MEDIKの吊り下げ扇風機はかゆいところに手が届くファン
そこで吊り下げ式で良いファンがないかAmazonを巡回していたところ
面白い商品を見つけました
それが、この
MEDIK 充電式吊り下げ扇風機 です
パッケージに映るファンの色合いが気に入りました
プロペラパーツが着脱可能で
385gとバッテリーの割に軽量なので
持ち運びの際コンパクトになるのが嬉しいですね
開封すると以下のようなものが入っていました
付属のリモコンで遠隔操作が可能
特に嬉しいのがリモコンです
テントの上に吊るすので
起動・停止のたびに本体に触る必要があるのであればかなり面倒です
ボクが愛用しているのはサバティカルのモーニンググローリーTCなので
その高さは2mを超えます
こんなときにリモコンひとつで操作ができるのはとても嬉しいことですよね
また、電源のON/OFFだけではなく
風力の調整やオフタイマーもあるのがすばらしいですね
風量の切り替えが可能
リモコンでも変更することができますが
風量は「弱」「中」「強」「ゆらぎ」に設定することができます
説明書によると弱で連続25時間の仕様が可能です
ただ、薪ストーブで暖を取るという目的に関しては「弱」で十分でした
充電環境は最新のtype-c
さらに最新の機器ならではの
type-cによる充電環境が嬉しいですね
このタイプだと急速充電が可能です
このファンは
バッテリー容量が9000mAh
最大使用時間が25時間 と
相当なバッテリーを積んでいるので
type-cでなければかなりの時間がかかるでしょう
※実際の充電時間は7〜8時間
プロペラ装着にクセあり
いざ使う際には、プロペラパーツをはめるのですが
これがちょっと厄介で、最初は不良品かと思いました…
一般的にねじを締めるときは時計回りに回すものですが、
このプロペラは、それ自体が時計回りに回転するため
着脱のネジを時計回りに設定すると、回転により外れてしまうことがあります
そこで、このプロペラを取り付ける際には
反時計回りに回す必要があります
お気をつけください
実際に使ってみてのレビュー
先日、このファンを冬キャンプで使ってみました
使用環境は以下の通り
ワンポールに取り付けるには
今回使用したモーニング・グローリーTCはワンポールのテントなので
吊り下げ方も工夫が必要です
そこで、今回はゼインアーツの
COZ HANGER 32 を使用しました
このハンガーはモニグロのセンターポールにちょうど合うサイズなので
モニグロユーザーなら買っておいて損はない商品だと思います
耐荷重は2kgなので
ランタンなどを下げることもできます
ポールの径が32mmなので
以下のようなものでも代用可能です
温度はどのように変化したか
ファンを回さずに薪ストーブだけ焚いた状態では15.3度
外気温が氷点下なことを考えると
薪ストーブって本当にすごいですよね
さて、このあとファンを回してみると
その温度、なんと25.7度
確かに、薪を足したりはしましたが その差は10度以上
ファンがあるのと無いのでは、体感温度が全く異なる結果になりました
風量は「弱」でしたが
着ていたフリースも脱ぐくらいの暖かさでした
※執筆時点では、Amazonがかなり安いのでおすすめです
まとめ
さて、それでは今回のまとめです
また、薪ストーブの背面に反射板を設置することで
輻射熱が発生し、テントの内部をさらに効率的に温めることもできます
こちらも参考にしてみてください
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