こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのユーです
様々なカレーのレシピにある「カレーリーフ」ですが、
スーパーなどで見かける乾燥のものを使っても
イマイチ効果が感じられない…
ということはありませんか?
まさにボクがそうでした…
そこで、
以前から気になっていた、カレーリーフの苗を育てて使ってみたところ
乾燥カレーリーフとは比べ物にならないくらい
しっかりと輪郭のある香りを感じることができたので
今回は、そんな生のカレーリーフについてご紹介したいと思います
カレーリーフは生に限る!
まずはじめに、
カレーリーフについて簡単に説明します
カレーリーフ(ミカン科 / 別名:オオバゲッキツ、カレーの木)とは、
主に南インドやスリランカで食されるハーブの一種で
フレッシュなものはとても良い香りがします(※後述)
現地ではカレーに限らず、
様々なスパイスと一緒に炒め物や煮込み料理に使われます
日本では自生しておらず
入手方法としては、主に輸入された乾燥品を購入するしかありません
この乾燥したものは、比較的簡単に入手することができますが
やはり生のものと比べると香りは格段に落ちてしまいます
ちなみに、行きつけのスパイス店のインド人店主も
「カレーリーフは生に限るよ、乾燥のは別物だ」とおっしゃっていました
生のカレーリーフを食べた今となっては、
この意見に大いに納得できます
Amazonで購入できる苗を育ててみた
カレーリーフを生活圏内で入手するのは困難
なんとかして生のカレーリーフを食べたいと思い色々探したのですが
やはり入手できませんでした
そこでスパイス店の店主に相談したところ
「苗を買って自分で育てたらいいよ!」とのことだったので
カレーリーフの苗を探すことに
しかし、いくらホームセンターなど実店舗で探しても見つかりません
店員さんに聞いてみても
よく似た「カレープラント」の紹介をされるばかりで一向に見つかる気配なし…
しかしここで、転機が訪れます
まさかないだろうと思ったAmazonでまさかのヒット(楽天にも同じものがあります)
※カレーリーフは希少らしく品薄になりがちらしいので
リンク先でも売り切れかもしれません…
植物の苗を通販で買うなんて想像もしたことがなかったので
半信半疑で注文したところ、ちゃんと届きました
北海道までの輸送ということで、3日ほど経過していたこともあって
少し元気がないですが、日光に当てて水を上げているうちに簡単に復活しました
カレーリーフの育て方
育て方をろくに調べもしていなかったボクは
とりあえず付属のマニュアルのとおりに育ててみることに
※ちなみにボクはこの時点で植物を育てたことがありません
植え替え作業
まずは植え替えです
近所のガーデニングショップで簡単な鉢と土を購入し
最初に入っていたポットよりも少し広くしました
土なんてどこのものでもいいと思っていましたが
売られているものはちゃんと栄養がたっぷりで育てやすいんだそうです
水やりについて
植え替えたらあとは日光に当たる場所におき
土の表面が乾いたら水(水道水でOK)をたっぷりと上げるだけ、です
拍子抜けするくらい簡単でした
ちなみにボクはベランダに置いていますが
部屋の中でも窓越しで日光に当たる時間があれば十分育ちます
なお、最低気温が10度(小さいうちは15度)を
下回るような気温のときは室内で育てましょう
ちなみに、ボクは届いた苗を15度以下の屋外で育てていました…
暑い地域の植物ですが、思ったより耐寒性があることに驚きました
購入から2ヶ月後の姿
一度植え替えしてからというもの、特に肥料をあげるわけでもなく
土が乾いたら水を上げていただけなのですが、しっかりと成長しています
写真を見てもらえれば分かる通りですが
明らかに新しい枝葉が出てきて、全体的にもボリュームが増しています
また、家に来たときと比べて
しっかりと日光を浴びているからか、葉にハリがでてツヤツヤです
これは、もう食べられそうですね!
自家栽培のカレーリーフをスパイスカレーにして食べてみた
この頃には、葉っぱを少し指でつまんでグッと力を入れると
カレーリーフの良い香りがするようになっていました
香りとしては
ゴマのような香ばしい香りに
爽やかな柑橘(ミカン科のため)が混ざっているような感じです
※ボクの感想としては「カレーの匂い」ではなかったです
カレーリーフを収穫してみる
こんな香りを嗅いでしまったら、食べたくなるに決まっています!
ここからは収穫をしていきます
方法は簡単で、
収穫したい枝の根元からチョキッと切ってあげるだけです
カレーリーフの使い方
色々と実験してみてわかったのは
せっかく生のカレーリーフでも熱を加えすぎると香りが落ちてしまうということです
そこで、おすすめなのは
ちぎった葉っぱを、スパイスカレーの仕上げに加えてさっと混ぜる、
という使い方です
※タイミングとしてはカスリメティの使い方に近いかもしれません
これだけでも見た目の鮮やかさが格段に上がるのはもちろん
カレーリーフの香りでカレーがグッと引き締まりますね
ちなみに、葉っぱは柔らかいので
そのまま口に入れても邪魔になりません
また、千切りもおすすめです
これはただ入れるよりももっと香りが引き立ちます
この千切りカレーリーフは、アチャールなどに加えて
火を通さずに食べると抜群に美味しいです
これぞ生だからできる技ですね
ということで、
生カレーリーフ最高ですよ!
みなさんもぜひ一度お試しあれ!
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