【徹底比較検証】ベストなクーラーボックスの選び方 | ハード・ソフト?大きさや断熱材で保冷能力は変わる【おすすめも紹介】

こんにちは、
BBQインストラクター&
認定ブッシュクラフター&食品衛生責任者のユーです

先日、5年ぶりに
クーラーボックス(ハード/ソフト両方)を新調したのですが
せっかくなので、この機会に

クーラーボックスの種類(ハード/ソフト)や
断熱材によって保冷能力が変わるのかを比較検証してみました


クーラーボックス選びに悩んでいる方の
お役に立てれば幸いです!

今回比較した4種類のクーラーボックス

今回は、
これまで、5年程度使用してきたハード/ソフトクーラーと
新調したハード/ソフトクーラー

計4つのクーラーボックスを使って
保冷機能の比較検証をしていきます

ハードクーラー / ソフトクーラー の一般的な違いについて

はじめに、
ハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスには
どのような違いがあるかについて以下にまとめました

一般的な相違点
タイプ保冷能力重さ折りたたみ
ハード高い重たい不可能
ソフト低い軽い物によって可能

ハードとソフトにはそれぞれの長所と短所があるので

どちらを選ぶべきかは、
目的や状況によって違うのですが

一般的には、以下が目安となります

ハード:真夏のキャンプ or 2泊以上のキャンプ
ソフト:1泊のみのキャンプ もしくはソロキャンプなどの軽量キャンプ

それでは、
今回、検証に使ったクーラーボックスを紹介していきます

(ハード)フィールドア ノーザンクーラーボックス 33.1L / 発泡ウレタン

相当悩んで新調したクーラーボックスです

選んだ決め手は以下の通り

・断熱材が発泡ウレタン
・ちょうどよい容量
・デザインが気に入った

結構いいお値段したこともあって

今回の検証の中では最も保冷力が強いのでは?
と予想しているクーラーボックスです

スペック

外寸 : 約580 × 410 × 420(mm)
内寸 : 約420 × 280 × 290(mm)
重量:約10kg
素材:リニアポリエチレン / ポリウレタン / ポリプロピレン /ラバー

(ハード)Go Beach クーラーボックス 17L / 発泡スチロール

これまでメインで使っていたハードクーラーです

サイズがかなり小ぶりだったのと
デザインがポップすぎたことから交換することにしました

断熱材が発泡スチロールだったのですが
保冷力はそれほど気になってはいませんでした


今回の検証でどのような結果になるのかが楽しみです

スペック

サイズ(外寸): 約420 × 325 × 290mm
重量: 約3.5kg 
材質: プラスチック(PP)、ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)

(ソフト)ダイワ ソフトクーラーEX2600 26L

ハードクーラーの交換に際し
せっかくならソフトクーラーも更新しようということで新調

ボクは釣りもするので、
高い技術力のダイワならと思い、コレにしました

ひと昔前なら考えられないほど
おしゃれなデザインになっていて驚きました

保冷効率がアップするような
保冷剤のポケットも付いているので楽しみです


果たして保冷能力はいかほどでしょうか

スペック

外寸:440×330×280(mm)
内寸:410×300×250(mm)
重量:1.6kg

(ソフト)コールマン アルティメイトアイスクーラー 25L

性能的には、
それほど気になっていませんでしたが

レンタルスキーウェアのような色合いが
ボクのキャンプスタイルに合わなかったので
交換したソフトクーラーです


折りたたんで使用できますが
実際それほど折りたたむ状況ってないですよね

スペック

サイズ(外寸):約420 × 320 × 330(mm)
    (収納時):約420 × 160 × 330(mm) 
重量:約1.3kg 

ボク
ボク

いまはおしゃれな色に変わっているんですね…

比較検証

それではこれら4つのクーラーボックスを使って
保冷力の比較検証をしていきます

検証条件

今回は、同一の条件で比較するため、

スーパーなどで売っている氷1kgをそのまま
それぞれのクーラーボックスに同時に入れ

溶け切るまでの時間を比較します

クーラーボックス内の氷(1kg)が
溶け切るまでの時間で比較

ちなみに、
この日、昼の最高気温は32℃でした

参考のため、
普通のポリバケツにそのまま氷を入れて
測定スタートです

5時間経過

バケツの氷が全て溶けたのが
スタートから5時間でした

冷気は下にたまるという特徴があるので、
バケツに入れただけでも、氷は意外と長持ちしました

それでは、
それぞれのクーラーボックスの中はどうなっているのでしょうか?

まずは大本命のノーザンクーラーボックスから!

さすがに、まだ氷がはっきりと残っていますね

奥さん
奥さん

あれ、思ったよりも溶けてない?

…続いては、GoBeachのクーラーボックスです

こちらもノーザンクーラーと同じくらい氷が残っていますね

つづいて、
ソフトクーラーはどうでしょうか?

まずは、ダイワから

さすがにハードクーラーと比べるとだいぶ溶けていますが
まだ氷がゴロゴロと残ってはいます

最後は、コールマンのソフトクーラーです

こちらもダイワとほぼ差がない状態です

奥さん
奥さん

ダイワはすごいんじゃなかったの!?

さて、この時点で
ボクは相当動揺しています

ボク
ボク

え、せっかく新調したのに…
全然変わらないのか?

でも、まだわかりませんからね

ここからの伸びがすごいという可能性もありますから…

14時間経過

時刻は深夜0時
朝10時に開始してから14時間が経過しました

クーラーボックスの中身は
どうなっているのでしょうか?

まずは、大本命のノーザンクーラーから

よかった…
まだ氷は残っています

とはいえ、だいぶ水になりましたね

つづいて、
GoBeachのクーラーボックスです

ノーザンとほぼ同じくらい氷が残っていますね

奥さん
奥さん

むしろこっちのほうがちょっと氷が多くない…?

ソフトクーラーを見ていきましょう

まずは、ダイワからです

写真ではちょっとわかりにくいですが、
まだ、ごくわずかに氷が残っている状態です

さて、コールマンはどうでしょうか?

こちらもビミョ〜に氷が残っています
ダイワと同じくらいですね…

さて、ここで
ソフトクーラーはほぼ氷が消えたので終了とします

この検証結果からみると、
コールマンとダイワの保冷力に差はなかった
ということになります

ボク
ボク

…ん?

※実際にはダイワのほうがクーラーボックスとして優れています
その理由は後ほど

24時間経過

寝苦しい夜が明けて、
クーラーボックスの中の氷はどうなっているのでしょうか?

まずは、大本命のノーザンクーラーから

おっと、すっからかんです…
氷はすべて水になってしまいました

つづいて、
GoBeachのクーラーボックスを開けてみましょう

こちらもすべて溶けてしまっています…

奥さん
奥さん

え、どっちが長かったの!?

試しにこの両方の水を触ってみたのですが
どちらも同じくらい冷たかったです
※常温よりも冷たいです


ということで、

この結果だけ見ると、
ハードクーラーもソフトクーラーも
同程度の性能だったということになります…

ボク
ボク

そんなバカな!!

考察してみる

この結果を受け、

2倍以上のお金を出して
発泡ウレタンのハードクーラーを買ったボクは
到底納得することができず

改めてクーラーボックスの説明書に
目を通してみると…

なるべく食材とボックスに
空間ができないようにしてください


という、注意書きが

いろいろ調べてみると、
空間が大きければ大きいほど
保冷力は落ちるんだそう…


つまり、
同じ1kgの氷を入れるのであれば

容量の一番大きいノーザンクーラーは、
最も不利になるということです

ノーザンクーラー(33.1L)は空洞が大きい
GoBeach(16L)の方が空洞が少ない

自尊心を保つためにも
再実験をしなければなりませんね…!

ボク
ボク

まだ焦る時間じゃない…!

ハードクーラー追加検証

ということで、
第2回!炎天下のクーラーボックス耐久選手権の開幕です

検証条件

今回は、全体の体積を同程度氷で埋めるために
大量の氷を買ってきました

この氷を袋から出して、
なるべくミチミチになるようにセットしていきます

これで、どちらも大体
容量の半分くらいを氷で埋めることができました


それでは、
発泡ウレタンと発泡スチロールでとの程度の差が出るのか
検証していきますよ!

ボク
ボク

頑張れ!ノーザンクーラー!
※自分を肯定したい

24時間経過

なるべく開閉回数を減らしたかったのもあり
一か八かセットから24時間後に最初のオープンをしてみることに

まずは、GoBeachから開けてみましょう!

奥さん
奥さん

おー!前回の実験よりもかなり残ってる!

やはり、保冷力を長引かせるためには
クーラーボックスに隙間なくものを入れるのが大事なんですね


では、非常に心配な
ノーザンクーラーも開けてみましょう

奥さん
奥さん

え、なにこれ…新品?

この結果には驚きました、
およそ24時間経過しているとは思えないほど氷が残っています!

発泡ウレタンすげー!

先に溶けたのはGoBeachのクーラーボックス

さて、この結果を受けて分かる通り
先に溶け切ったのはGoBeachのクーラーボックス

2日半、
つまり60時間で氷がすっかりなくなりました


これでもクーラーボックスの凄さを
実感することができましたが

この段階で、
ノーザンクーラーはどうなっているのでしょうか

ボク
ボク

すごい!まだしっかり残ってる!

60時間が経過したにもかかわらず、
真ん中が盛り上がるほどには氷が残っています


こうなると、一体どこまで保冷できるのか
気になるところです

ノーザンクーラーは、なんと4日半保冷した

60時間を超えてからも、
毎日、朝と夜に1回ずつチェックを続けましたが

ノーザンクーラーの氷が溶けたのは
開始から4日半経過後の夜でした

実際はまだちょっとだけ氷が残っていますね

4日半ということで、
時間になおすと…

じつに108時間!

すごい!
一気に「買ってよかった」と思える結果になりました笑

ソフトクーラー追加検証

ハードクーラーの結果を受けて、
ソフトクーラーでも同様の検証をしてみました

ハードクーラーほどは持続しないと予想して
12時間おきに中身を確認します

12時間経過

まずは、コールマンから

氷を袋ごと入れているときと比較すると
結構多く残っていますね


ダイワはどうなっているでしょうか?

おお!
たくさん残っていますね

これは、
もしかしたらダイワのほうが良さそう…?

24時間経過

コールマンからみていきます

残ってはいますが、
結構水になってしまっていますね

続いて、ダイワです

コールマンと比べると結構残っていますね!

ハードクーラーの時もそうでしたが
中央部分の氷が残るんですね

コールマンが溶けてしまいそうなので
ちょっと開けるタイミングを早めます

30時間経過

コールマンからみていきます

おっと、ここで氷は全てなくなりましたね

ダイワはどうなっているでしょうか?

お!まだ残っていますね!

コールマンがどの段階で溶けたのかわからないですが
ダイワの方が優秀であることが分かりました!

ボク
ボク

やった!よかった!

結果的に、
この5時間後(35時間経過)には氷が残っていませんでした

検証まとめ

自尊心を保つためにも、執念で検証を続けましたが
今回の検証でわかったことをまとめます

  • 保冷力 発泡ウレタン >> 発泡スチロール
  • 保冷力 ハードクーラー >> ソフトクーラー
  • クーラーボックスには隙間なくものを詰めるべし
  • 容量が大きいほど保冷力が持続する
ボク
ボク

そして、ノーザンクーラーは感動的な保冷力(驚異の108時間)!

ということで、
いまクーラーボックス選びに悩んでいる人は

普段のキャンプで使うギリギリの大きさの
クーラーボックスを買うのが
ベストということになりますね


あとは、ソフトなのかハードなのか
断熱材の素材は何にするのか

このあたりは予算と相談してみてください

【おまけ】ダイワのソフトクーラーはギミックも豊富

検証では使いませんでしたが、
ダイワのソフトクーラーには保冷力を上げるギミックがあります

簡単に説明します

まず、冷気というのは
上から下におりていきます


夏場に半ズボンででかけた際などに
スーパーの大きな冷蔵庫の前で
足元がひんやりするのはそのせいです

つまり、同じクーラーボックスを使うにしても
保冷剤をボックス上部に入れることで
保冷力は長続きするわけです


そういった意味で、
ダイワにはフタの上部にポケットがついていて
その部分に保冷剤を入れておくことができるため便利です

保冷剤ポケット

また、ボックスの下部にも
断熱材でカバーされた保冷ポケットがあるので
上から下からしっかりと食材を冷やすことができます

また、ダイワのソフトクーラーEXには
Zシステムなるものが採用されているため
保冷力がキープされる設計になっています

Zタブのおかげで
クーラー下部から冷気が逃げにくいのは大きいですよね

ダイワのクーラーは保冷剤ポケットが適切に配置されているため
しっかりと保冷力が持続する

【おまけ】おすすめの保冷剤と効果的な使い方

これまで、いろいろな保冷剤を試してきましたが
最終的に山善のパワークールに落ち着いています

この保冷剤は、
冷やす力が特に強く、マイナス16℃という温度で
食材やビールを冷やしてくれます


この保冷剤を、
なるべくクーラーボックスの上の方にセットするのが
保冷力を長持ちさせるコツです

ボク
ボク

少しでもみなさんの参考になれば幸いです!

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