こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのユーです
今回は2022年6月20日に南1条西13丁目に移転オープンした
スパイスカレーハラッピをご紹介します
ハラッピはスパイス好きにはたまらないお店です!
Spice Curry harappi とは
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もともとバスセンター近くでスパイス酒場として人気だったハラッピですが、
2022年6月20日に南1条西13丁目に移転してきました
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- 住所
- 札幌市中央区南1条西13丁目317-2 三誠ビル1階
- アクセス
- 市電 中央区役所前駅から徒歩4分
- 地下鉄東西線 西11丁目駅から徒歩5分
- 営業時間(2022年6月26日現在)
- 11:00~15:00、17:00~21:30
- 定休日
- 水曜日
店内とメニュー
内観
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店内はまるでおしゃれなカフェのような雰囲気で、ゆっくりとくつろぐことができます
写真よりも奥にテーブル席があり
混雑時以外は全席うまることはなさそうです
また、近所にハラッパカレーがありますが
こちらとは関係がないようです
※ハラッパカレーも超おすすめです!
メニュー(昼夜共通)
メニューは非常にシンプルですが、
好みによって選べるので、誰でも楽しむことができます
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カレーメニューは限定のもの(ちょこちょこ変わります)を含めて4種類ですが、
組み合わせ次第で楽しみ方は増えます
基本的には
・知床どりのチキンカレー
・お豆腐キーマ
・和出汁パリップ
・限定カレー(骨つきチェティナードチキンカレー、ポークビンダルーなど)
となります
また、トッピングがたくさんあるので
これはもう楽しみ方が無限大と言っても過言ではないですね!
ちなみに、
パリップとはスリランカの豆カレーのことです
一方のチェティナードについては南インドの地名のことで
東南アジアなど海外との貿易が盛んでした
そのため、
いわゆるインド料理とは異なる食材やスパイスが贅沢に使われています
ということで、
なんとなく限定である理由がわかりますね
スパイスカレーのレビュー
知床どりのチキンカレー + 辛口チキン
まずは基本のチキンカレーを食べてみることにしましたが、
今回はさらに、インスタでひときわ美味しそうに見えた
辛口チキン煮込みを注文しました
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/06/img_1528-1024x768.jpg)
到着したものがこちら、
めちゃくちゃ美味しそう!
ただ、結構量が多そうなのが心配です…
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まずはチキンカレーを楽しみます
グレイビーについては、かなりサラサラです
玉ねぎなどが入っているのでしょうが基本的にはその形を確認することはできませんでした
辛さは控えめで、辛いのが苦手でも食べられると思います
シャバシャバ系のグレイビーとバスマティライスでいただけるという点も含めて
感覚としては南インド系のカレーですね
また、酸味が感じられなかったことから
トマトは使っていないかもしくは少量なのでしょうか?
旨味が強いトマトをよく煮込んでいる可能性もありますね
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いずれにしても様々なスパイスが使われて入るものの
非常に調和が取れていて、
シンプルな中にスパイスの奥深さを存分に感じることができる美味しいカレーです
鶏肉も柔らかく煮込まれています
パクチーやミントなど、フレッシュリーフが乗っているので
カレーと合わせて食べることで非常に様々な味を楽しめます
※苦手な人は抜いてもらいましょう
また、他にも6種類のアチャール(インドのお漬物)がのっているので
好きなものをまぜまぜして食べるのがおすすめです
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![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/06/img_1537-1024x768.jpg)
特に美味しかったのが、
にんじんとクミンを使ったアチャール
スパイスカレー店ではよく見かけますが
フレッシュなにんじんの香りとクミンのエキゾチックな香りが
グレイビーにさらに複雑かつ深みのある味わいをもたらしてくれます
さらに、紫キャベツのとなりにあるアチャールは
マスタードシードと鰹節が合わせられていて
和風な中にもピリッとした辛さがあってこれもうまい!
南インドでは魚介を使ったカレーも多いのですが
よく使われるのがカツオなんです
そういった背景もあってか、
鰹節とカレーが劇的にマッチします
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また、グリーンのものは三つ葉にココナッツファインを混ぜたもので
ほんのりとゆずの風味が効いていて美味しいです
三つ葉のアチャールははじめて食べました
アチャールとカレーだけで食べ終えてしまいそうになるのをおさえて
辛口チキン煮込みもいただきます
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油がたっぷりと使われたこちらの煮込み(オイル煮?)ですが
見た目ほどのくどさはなく、
ほぐれたチキンに旨味・辛味が絡んでめちゃうまです!
ただ、辛口とあるだけあってやや辛いですね
スパイスの香りがすこし甘いので油断してしまいますが
辛いのが苦手な方はご注意ください
こちらもカレーやアチャール、そしてバスマティライスと混ぜて食べると
味わいがまた変わって楽しいです
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という感じで、
最初は「やや多いのでは?」と感じたカレーでしたが
あっという間に完食です
バスマティライスというのも大きいですが
とにかく美味しい!
チキンとお豆腐キーマと和出汁パリップのあいがけカレー
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こちらは3種類のスパイスカレーをあいがけにした
1番贅沢なメニューです!
基本のアチャール6種類はどのメニューも共通ですね
まず驚いたのが、和出汁のパリップ
スリランカの豆カレーということもあってもともと優しいカレーなのですが
これと和出汁が非常にマッチ!
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シャバシャバのパリップに、パラパラのバスマティライスが相性抜群!
カレーを食べているという感覚を忘れるくらい「和」を感じますが
後からちゃんとスパイスとひよこ豆の旨味を感じます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_1822-1024x768.jpg)
つづいて、お豆腐キーマです
こちらも細かい豆腐がエスニックなカレーに優しい風味をプラスしています
細かいキーマとの相性も抜群で食感も素晴らしいです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_1811-1024x768.jpg)
ところどころに散りばめられているスパイスはフェンネルシードでしょうか
キーマ全体にほんのりと甘い香りを与えてくれます
こちらも優しい印象のキーマですね
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知床鶏のカレーを単体で食べるよりも
こちらの三種あいがけのほうが優しい印象を受けました
混ぜる楽しさも増えてとっても楽しいカレーでした!
(限定メニュー)ポークビンダルー
こちらは西インド、ゴア地方特有のカレーですね
以前にレシピを載せたこともありますが
酸味と辛味が美味しい珍しいカレーです
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ハラッピのカレーが全体的に優しい印象を与えてくれるのに対して
このポークビンダルーはガツンと辛味と酸味が効いています
ただ、だからといって暴力的なスパイスというわけで決してはなく
ハラッピらしい調和の取れたカレーに感じました
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2022/07/img_1820-1024x768.jpg)
甘い脂の乗った豚バラは、辛味との相性もよく
しっかりとマリネされているのか、中まで味がしみています
散りばめられたピンクペッパーと一緒に食べることで
よりエキゾチックに楽しむことができます
このカレーも本当に旨い!
ただ、めっちゃ辛いです笑
辛いものが苦手な人は、
まず一緒に行った人に勧めて注文してもらい
一口だけもらいましょう笑
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今後も限定メニューが次々登場すると思われるので
非常に楽しみです!
ハラッピのお酒
もともと酒場をやっていたこともあって
ハラッピはお酒の種類も豊富です
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今回は、スパイスを使った紅茶「チャイ」にラムを合わせた
ラムチャイを注文してみることに
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コクっとしたチャイはそれだけでもスパイスを感じて美味しいですが
そこに甘い香りのラムが合わさることで
お酒としてもしっかり楽しめる1杯になっています!
おいしい!
カルーアミルクが大好きな人などにも向いていると思います
何度か通っていますが、
まだまだ食べられていないメニューがたくさんあるので
随時いただきたいと思います!
特に自家製のジェラートは非常に気になっているので早く食べたい〜
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