【倉庫カリーを再現】札幌人気店のシャバシャバチキンカリーレシピ公開【スパイスキット大解剖】

スパイスカレー

はじめに

ホロホロ鶏のパキスタン風カレー
夏野菜の南インド風カレー

こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのボクです

ボクは10年以上前、
大学時代からスパイスカレー作りにハマり続けています。

想像上の母
想像上の母

知らなかった!けど写真のやつおいしそう!

はじめたきっかけは書店で見た
水野仁輔さんの「はじめてのスパイスカレー」というレシピ本を立ち読みしたことで、

必死に覚えて帰ってすぐに作ったのですが、
玉ねぎとトマト缶と3種類のスパイスで
初めてでもこんなに美味しいものが出来るのかと感動しました。

※その後すぐに書籍を購入したのはもちろんですが
 いまでは本棚の一角がカレー関係の本で埋め尽くされています

今でも改定されて販売されているようですね。
ボクの家においてある初版はもうボロボロです…。

さて、
今回は、スパイスカレー歴10年以上のボクが
札幌の有名店「倉庫カリー」の
スパイスカレーキットで出来る美味しいカレーについて紹介します。

何回か作ってみましたが、
お店で食べるカレーと遜色なく、ビックリしました!

地元のテレビでも紹介されていました

倉庫カリーのスパイスキットでカレーを作る

そもそも倉庫カリーとは

ワンコインで食べられる本格インドカレーとして2017年に誕生した倉庫カリー。
一度の閉店後、復活を遂げ
いまや札幌の有名店になった倉庫カレーは、ファンを増やし続け
いまや食べログ3.5点という高い数値をたたき出しています。

中央市場にある倉庫カリーの内観
倉庫カリーは毎日食べたい本格的なスパイスカレー
こんにちは、スパイス香辛料ソムリエのボクです札幌といえばスープカレーというイメージがあるかもしれませんが、実はたくさんのスパイスカレー店があります。想像上の母スープカレーしかないんだと思ってた!ボク沖縄にはソーキそば...

倉庫カリー
住所:札幌市中央区北10条西21-15-1 札幌場外市場食堂長屋 1F
営業:11時~15時半(L.O. 15時) 定休日:月曜日
TEL:011-688-8407
★クレジットカード不可、電子マネー不可

スパイスキットとの出会い

倉庫カリースパイスキット シャバシャバチキンカリー 1100円(4-5人分)

ボクがこのスパイスキットを買ったのは
倉庫カリーではなく、
24条にあるライブハウス(昼はカレーレストラン)PLANTでした。

スパイスカレーを食べ終わり、レジに行くと
会計の傍らに気の抜けたデザインのこいつがいたんです。

何とも言えない脱力系デザイン

ちなみに倉庫カリーの入り口付近でも同じものが売られています

倉庫カリーでも販売中です

ちなみにスパイスキットは4-5人前で1100円です。
これまでは自分で買ったスパイスでしか作ったことがなかったので
プロが日ごろ作っているキットを使ってみたくて購入しました。

いつもスパイスを購入しているワタン札幌ハラルフードについて

スパイスキットの内容

各種スパイス(ホール・パウダー・チリパウダー・カスリメティ)とシャバシャバチキンカリーのレシピ

内容物としては、
調理する人が面倒くさくないようにか
ホールスパイスで1袋、パウダースパイスで1袋、と小分けになっています。
またチリパウダー(辛さ調整用)とカスリメティ(仕上げに投入用)も入っています。

ホールスパイス(左から時計回りにクミン・ビッグカルダモン・カシアシナモン・ベイリーフ・クローブ・グリーンカルダモン)

まずホールスパイスに関してですが、
ごちゃ混ぜになっていたものを整理してみると

  • クミン(3g)
  • ビッグカルダモン(ブラウンカルダモン)(1粒)
  • カシアシナモン(1片)
  • ベイリーフ(乾燥1枚)
  • クローブ(7粒)
  • グリーンカルダモン(3粒)

となっていました。
ボクは普段ビッグカルダモンは使わないの少し新鮮です。
グリーンカルダモンの方が甘い香りがします。スパイスの女王たる所以ですね。

クミンは3g ※スケールが1g単位なので正確ではないかもしれません

ちなみに成分表を見ると45gと記載のあったパウダースパイスを計ってみると
42gでした。

パウダースパイスの重さ

ボクが普段4人前のスパイスカレーを作る時に使うのは
ホールスパイスとパウダースパイスを合わせて小さじ8杯を目安にしています。
これは重さにすると30g前後なので
倉庫カリーのシャバチキンカリーはかなり大量のスパイスを使っていることが分かります。
※最後にたくさんの水を使うからかもしれません

そして、このパウダーに関しては14種類のブレンドと記載ありました。
見た目や香りで判断した感じでは
主にコリアンダーやクミンあたりがほとんどではないかな?と思うのですが
おそらくそこにガラムマサラ(複数のスパイスを混ぜたもの)などが入っての
14種類なんだとおもいます。

とりあえずコリアンダーをたくさん入れておけば近い味になるかと。

調理開始

シャバシャバチキンカリー(ライス向かって右) ※左はポークビンダル

今回作るのは倉庫カリーの定番メニュー、シャバシャバチキンカリーです。
とってもスパイシーなカレーでコクが深く、ホロホロにほぐれるチキンが特長です。

スパイスキットに入っているレシピを見ていきます。

誰?な人たちが教えてくれる超大雑把なレシピ

謎のレシピを見ると自分で準備するのは以下の材料です

  • 鶏肉 500g
  • 玉ねぎ 中玉 2個(みじん切り)
  • トマト 中玉 1個(みじん切り)
  • にんにく&しょうが 各25g(みじん切り)
  • 油 140g(!?)
  • 塩 5〜8g
  • 水 700g

ボクは4.5人分だと玉ねぎは1個使うか使わないかなのですが
倉庫カレーではその2倍の2個を使用するそうです。

というか、何よりも驚きなのが油の量です。

ボクはスパイスカレーについては「油が多いほうがウマい!」と思っていて
普段おおさじ5杯の植物油を使っています。
これは重さにするとおよそ75gです。

しかし、倉庫カレーでは同じ分量を作るのにも
140gの油を使うそうです。およそ2倍です…
ちなみににんにくとしょうがもボクが作るよりかなり多いです。

気を付けないといけないのは、
油の量が多いからと言って焦げ付きにくいわけではないという事です。
ボクは以下の鍋を使っています。これ、おすすめですよ。

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ちなみに調理手順は以下のとおりです

  1. フライパンにオイルを温めホールスパイスを投入クミンがパチパチしてきたら
    にんにくとしょうがを入れてややブラウンになるまで焦げないように炒めたら
    玉ねぎを投入し炒める[強火]
  2. 玉ねぎがナイスブラウンになったらパウダースパイスを入れてなじませ
    すぐにチキンを投入
    5分ぐらい混ぜながら表面の色が変わるまで炒める[強火]
  3. トマトを投入し2分ぐらい混ぜる[強火]
  4. 水を入れて一煮立ちさせたら火を止め塩で味を調整
    仕上げのカスリメティを入れて混ぜて完成

レシピでは4ステップとありますが結構強引ですよね笑

ホールスパイスの香りを油に移す

まずは温めた油にすべてのホールスパイスを加えて香りを移します。
あらためてすごい油の量!揚げ物のようです。
クミンがパチパチと弾けてきたらにんにくとしょうがを加え
青臭い香りがなくなり、茶色っぽくなったところで玉ねぎを加えます。

※油が大量に跳ねます、お気を付けください

中玉2個分の玉ねぎはすべてを覆い隠します

ちなみにボクはずっと包丁を使って玉ねぎをみじん切りにしていたのですが
なんとなくポチったチョッパーでカレーライフに革命が起きました。
まだ使ってない人はマジで使ったほうがいいですよ!

さて、スパイスカレーを作るときの定石として
材料の水分を抜いて旨味を凝縮させる、というのがあるので
玉ねぎを入れてからは強火調理をするのですが
このレシピでも「玉ねぎを強火で炒める」とありますね。

しばらく炒めると水分が抜け、最初に入れた油が染み出してきます

「ナイスブラウン」になったら
パウダースパイス→鶏肉を投入します。
※後述しますが、私はナイスブラウンには足りなかったようなので、
 濃い茶色(タヌキ色くらい)を目指していいと思います

スパイスは焦げやすいので手早くなじませてください
鶏肉を投入

鶏肉を投入後は、表面の色が変わるまで強火で炒めます。
肉は表面を先に焼いてしまうことでドリップ(肉汁)を閉じ込めることができるそうです。
※後述しますが、
 この鶏肉も先に油でしっかり焼いてから投入したほうが美味しくなると思います。

鶏肉の表面が色づきました
トマト中玉1個のみじん切りを加えます

トマトを投入したらさらに強火で2分ほど炒めます。
これも強火で水分を抜くイメージです。

水700mlを追加します

水を入れてひと煮立ちさせたら
(30分以上煮込むとチキンがホロホロになりもっと美味しくなります)
火を止めて塩で味を調整します。
ちなみにボクが使っている塩はあまりしょっぱくないので
レシピにある5〜8gの塩を投入した段階で味見をしてみましたが案の定薄かったです。
結果的にだいたい2倍の量の塩を投入しました。

スパイスカレーの味は基本的に塩でのみ調整することが多いです。
はじめは少量を入れてその後調節してください。
しょっぱくなってしまうと取り返しがつかないケースが多いです。

味が決まったら最後にカスリメティを投入します

さて、味がきまったところでカスリメティをいれます

カスリメティは最近いろいろなカレー屋さんで見かけますが
フェネグリークシード(種)というスパイスの葉っぱです。
使う際には手でクシャクシャと揉んでから投入すると香りが増します。
個人的にはメイプルシロップのような香りと緑茶のような香りが混ざっているように感じます。
ココナッツミルクを使用するクリーミーなカレーとの相性がいいです。
シャバシャバチキンカリーには必要不可欠です。

完成

完成したシャバシャバチキンカリー (これで0.5人前程度)
お店で提供されるシャバシャバチキンカリー

カスリメティを混ぜたらシャバシャバチキンカリーの完成です。

ボクは普段カットトマトの缶詰を使用しますが、今回は生のトマトだったので
完成品の見た目はとてもナチュラルな色をしていますね。

本家のシャバシャバチキンカリーの方が若干色が濃いのが分かります
このカレーのブラウンを形成しているのは基本的には
にんにく、しょうが、玉ねぎなので
これらをもう少し時間をかけてしっかり水分を抜いたほうがよかったのかもしれません。

そして、チキンに関しては本家はの方がホロホロに仕上がっていましたが、
煮込み時間を少し長めにとってあげてもいいのかもしれません。

かなり本家と近い味!

さて、それでは実食です。
香りはコリアンダーとクミンはもちろんカルダモンのグッと効いた香りです。
カスリメティも良い仕事をしています。
本家とかなり近い香りに食欲がそそられます。

さて、大事な味についてですが
かなりいい感じの再現度になっています

強いて言うと、グレイビー自体のコクが物足りないのと
チキンの煮込みが足りないという点で本家とは異なりました。

11月13日追記
油の量が140gとなっていたところを、140ccにしてしまったのが原因かもしれません。
油は水と比べて比重が軽いので、
実際には160cc程度の分量で140gとなります。
適切な油の量で調理するとコクがグッと増しました。
コクが足りないのは自分のせいでした…

これは、玉ねぎやトマト、塩などこちらで準備する具材や切り方
お店と家庭での調理器具や火力もあるのでしょうが

レシピを一般向けに簡単にそして時短使用にしているのが主な違いだと思います。

ただ、だからといって美味しくないというわけでは決してなく
これはこれでとっても美味しいです。
現に奥さんは美味しい美味しいとたくさん食べていました。

さいごに

さて、いかがでしたでしょうか?
倉庫カリーが好きな方、スパイスカレーが好きな方是非試してみてもらえればと思います!

もし、レシピの通り作ってみて倉庫カリーそのものになったという方
是非コメントいただければと思います。
ボクのスパイスカレーの作り方は書籍や動画による独学なので
なにか致命的な間違いがあるのかもしれません…

いずれにしても倉庫カリーは美味しい!
うちにあるスパイスでもう一回挑戦してみようかなぁ

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