![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_3536-1-1024x849.jpg)
こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのユーです
還暦を迎えた母がスパイスカレーを作りたいと言いだしました
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
ブログ見てカレー作りたくなったのよ
そこでボクは、
自分なりに一番簡単なレシピを母に伝授しました。
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
たった3種類のスパイスで出来る簡単なチキンカレーです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4760-274x1024.jpg)
しかしこのレシピで作ってもらったところ、
ボクが作る普段のカレーと異なる結果になったので
何が違ったのかをこのブログで説明しようと思います。
なんと言ってもコツは「強火で水分を抜くこと」
初めて作る人の助けになれば幸いです。
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
なんかごめんね!
ちなみに、失敗しないカレー鍋を探している方はこちらを参考にしてください
一番簡単なスパイスカレーのレシピ
基本的にはLINEの通りですが、
詳細に書いていきます。
今回は4人前で説明しますが、
調理途中のものを保存することも出来るので、
いっぺんに4人前作ってしまって問題ないと思います
材料(4人前)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4504-1024x768.jpg)
- 玉ねぎ 1個(みじん切り)
- カットトマト缶 200cc
- 鶏もも 1枚(一口大)
- にんにく 1片(みじん切り)
- しょうが 1片(みじん切り)
- 植物油 大さじ5
- 水 200cc程度
また、無限にあるスパイスですが、
以下の3つがあれば最低限の美味しいスパイスカレーができます
- クミンパウダー 大さじ2
- ターメリック 小さじ2
- カイエンペッパー 小さじ1程度
- 塩 小さじ1/2〜
ちなみにスパイスは自分で挽くと香りがいいですよ
野菜の切り方
素材の切り方は作りたいカレーの種類によっても変わりますが、
ボクが普段よくやる方法を紹介しておきます。
まずは玉ねぎです。
薄切りにするとサラサラなカレーに、
みじん切りにするとこってりとしたカレーになります。
ボクは作るカレーによって変えますが、チキンカレーはみじん切りが多いです。
このとき、みじん切り器(ぶんぶんチョッパー)がおすすめです。
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4495-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_glafau.gif)
みじん切り器は、
5回引いたら振って、さらに5回の計10回にしています。
つづいて、にんにくです。
こちらは叩いて潰してから繊維に垂直に千切りにすると
勝手に粗みじんになります。
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_1k7onr.gif)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_3tayuu.gif)
しょうがは薄切りにしてから千切り、そしてみじん切りにすると楽ちんです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_5a0oax.gif)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_mhr2nd.gif)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_bd0gwy.gif)
調理(ボクの場合)
熱した油ににんにくとしょうがを加え炒める
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4508-1024x768.jpg)
この工程では、焦げない程度まで炒めてにんにくとしょうがの香りを油に移します
青臭さがなくなればOKです
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
にんにくとしょうがを炒める前にホールスパイスを炒めて香りを出すと
更に本格的なカレーになりますよ
おすすめはシナモンとカルダモン
玉ねぎを加え焦げない程度まで強火で炒める
この工程はとっても大切で、カレーの出来を左右します。
とにかく大切なのは強火で炒めること。徹底的に玉ねぎの水分を抜きます。
鍋や家庭の火力によって差はあるので
焦げそうであれば中火くらいまで落としてもOKです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4509-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4511-1024x768.jpg)
鍋底から火がはみ出るくらいの強火で炒めていきます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4510-1024x768.jpg)
むやみに混ぜると作業が遅くなるので
焦げそうになったら混ぜるが基本となります。
※焦げそうであれば少し水を加えます
ここからはたまに混ぜながら炒めたときの
玉ねぎの色味を時間経過に合わせてお見せします
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4512-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4513-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4514-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4515-1024x768.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4517-1024x768.jpg)
最初に入れた油が玉ねぎから出てきたら次の工程に行きます
カットトマトを加え水分を抜く
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4518-1024x768.jpg)
玉ねぎと油はかなり高温になっているのでトマトの水分と反応してはねます。注意。
ざっと混ぜ合わせたら、同じく強火で水分を抜いていきます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4519-1024x768.jpg)
2分程度混ぜながら炒めると油がにじみ出てきます
ヘラを通して道ができるようであれば次の工程に進みます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_ot5khe.gif)
弱火にしてスパイスを投入
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4505-1024x768.jpg)
焦げやすいパウダースパイスは、あらかじめ器にまとめておくと便利です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4523-1024x768.jpg)
パウダースパイスは焦げやすいので弱火にしたほうが安全です
軽く混ぜ、粉っぽさがなくなってペースト状になったら次の工程に進みます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/imb_ez2kpw.gif)
ちなみにこのペーストはカレーの素(4人前)です。
このまま保存しておいて、食べたいときにここから作業を再開することもできます。
豚肉やラム肉、サバなど好きな具材で作ることができます。
ちなみに、カレーの素は
冷凍保存で2ヶ月ほどなら美味しく食べられます。
鶏肉を加えて火を通す
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4525-1024x768.jpg)
鶏肉で鍋のペーストをこそぎ取るようにまぜ、
鶏肉の表面が白くなるまで火を通します
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4527-1024x768.jpg)
写真のようになったら次の工程に進みます
水を加えて煮込む
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4530-1024x768.jpg)
鍋の温度を下げないように少量ずつ加えるのがポイントです
このとき熱湯ならいっぺんに加えてもOKです
ここから弱火で15分程度煮込みます
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4531-1024x768.jpg)
この工程では鶏肉の旨味エキスをカレーに凝縮させるようなイメージです
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4547-1024x768.jpg)
水分が抜けおいしそうに仕上がりました
コレで完成です。
※カスリメティをライスにふりかけています
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4565-1-1024x768.jpg)
ちなみに今回はジャスミン米を使用しています
こちらも参考にしてみてください
同じレシピで母が作ったカレー
さて、ここまではボクが作ったカレーをもとにレシピを紹介しましたが
同様のレシピで作った母のカレーも紹介します
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
チェックしていくよ
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
お手柔らかに!
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4578-768x1024.jpg)
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
ここまではいいと思います
(写真は横のほうが嬉しいけどね!)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4579-768x1024.jpg)
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
これ、強火じゃないよね?同じ8分でも仕上がりがぜんぜん違うよ!
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
玉ねぎって弱火で飴色にするんじゃないの〜?
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
さすがベテラン主婦!けど、その常識は一回忘れよう
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4580-768x1024.jpg)
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
ほら、水っぽさが残っちゃってる!ミートソースかな?
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
でもスパゲティーっておいしいよね
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4575-768x1024.jpg)
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
なんかこう…煮込み料理みたいになってる!
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
たしかに比べるとぜんぜん違うね
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4761-1024x850.jpg)
![ボク](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/ボク似顔絵-2.png)
火加減1つで仕上がりは別物になっているね
それで、味はどうだった?
![想像上の母](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/10/母似顔絵-1.png)
ふふふ!それはね…
結論!スパイスカレーはどう作っても美味しい!
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4577-768x1024.jpg)
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4762-655x1024.jpg)
上のLINEは母が作ったカレーを母と父が食べた感想です
悔しい、以外で唇を噛むこともあるんですね
ということで、作り方うんぬんでごちゃごちゃ言いましたが
スパイスカレーってまずく作ることがむしろ難しい料理なんです。
すべてが正解になるというか、明らかに焦がさなければOK!
つまり、自分がより美味しいと思えるカレーを追求していく楽しさがあります
ぜひ皆さんもお試しあれ!
コメント
[…] […]