【スパイスカレー初心者向け】母にカレーを教えた日【簡単基本レシピ】

こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのユーです

還暦を迎えた母がスパイスカレーを作りたいと言いだしました

想像上の母
想像上の母

ブログ見てカレー作りたくなったのよ

そこでボクは、
自分なりに一番簡単なレシピを母に伝授しました。

ボク
ボク

たった3種類のスパイスで出来る簡単なチキンカレーです

しかしこのレシピで作ってもらったところ、
ボクが作る普段のカレーと異なる結果になったので
何が違ったのかをこのブログで説明しようと思います。


なんと言ってもコツは「強火で水分を抜くこと」
初めて作る人の助けになれば幸いです。

想像上の母
想像上の母

なんかごめんね!

ちなみに、失敗しないカレー鍋を探している方はこちらを参考にしてください

一番簡単なスパイスカレーのレシピ

基本的にはLINEの通りですが、
詳細に書いていきます。

今回は4人前で説明しますが、
調理途中のものを保存することも出来るので、
いっぺんに4人前作ってしまって問題ないと思います

材料(4人前)

すべての材料
  • 玉ねぎ 1個(みじん切り)
  • カットトマト缶 200cc
  • 鶏もも 1枚(一口大)
  • にんにく 1片(みじん切り)
  • しょうが 1片(みじん切り)
  • 植物油 大さじ5
  • 水 200cc程度

また、無限にあるスパイスですが、
以下の3つがあれば最低限の美味しいスパイスカレーができます

  • クミンパウダー 大さじ2
  • ターメリック 小さじ2
  • カイエンペッパー 小さじ1程度
  • 塩 小さじ1/2〜

ちなみにスパイスは自分で挽くと香りがいいですよ

野菜の切り方

素材の切り方は作りたいカレーの種類によっても変わりますが、
ボクが普段よくやる方法を紹介しておきます。

まずは玉ねぎです。
薄切りにするとサラサラなカレーに、
みじん切りにするとこってりとしたカレーになります。

ボクは作るカレーによって変えますが、チキンカレーはみじん切りが多いです。
このとき、みじん切り器(ぶんぶんチョッパー)がおすすめです。

半分にした玉ねぎを、さらに八等分にします
みじん切り器がおすすめ

みじん切り器は、
5回引いたら振って、さらに5回の計10回にしています。

つづいて、にんにくです。
こちらは叩いて潰してから繊維に垂直に千切りにすると
勝手に粗みじんになります。

にんにくはまず包丁で叩いて潰す(より香りが出る)
繊維を断ち切る方向で千切りにする

しょうがは薄切りにしてから千切り、そしてみじん切りにすると楽ちんです

まずは薄切り
薄切りをずらして千切り
90度回転してみじん切り

調理(ボクの場合)

熱した油ににんにくとしょうがを加え炒める

にんにくとしょうがを炒める

この工程では、焦げない程度まで炒めてにんにくとしょうがの香りを油に移します
青臭さがなくなればOKです

ボク
ボク

にんにくとしょうがを炒める前にホールスパイスを炒めて香りを出すと
更に本格的なカレーになりますよ
おすすめはシナモンとカルダモン

玉ねぎを加え焦げない程度まで強火で炒める

この工程はとっても大切で、カレーの出来を左右します。
とにかく大切なのは強火で炒めること徹底的に玉ねぎの水分を抜きます。
鍋や家庭の火力によって差はあるので
焦げそうであれば中火くらいまで落としてもOKです

玉ねぎを投入
火力はマックスです

鍋底から火がはみ出るくらいの強火で炒めていきます

一度全体的に混ぜ合わせたら1分程度放置します

むやみに混ぜると作業が遅くなるので
焦げそうになったら混ぜるが基本となります。
※焦げそうであれば少し水を加えます

ここからはたまに混ぜながら炒めたときの
玉ねぎの色味を時間経過に合わせてお見せします

3分後
5分後(だんだん水分が抜け始めます)
6分後(ここからはあっという間なので火力調整or混ぜる頻度で調整)
7分後(フチが茶色くなり始める)
8分後(かなり水分が抜けました) ※写真撮っている間にちょっと焦げてしまったかも…

最初に入れた油が玉ねぎから出てきたら次の工程に行きます

カットトマトを加え水分を抜く

カットトマトを投入

玉ねぎと油はかなり高温になっているのでトマトの水分と反応してはねます。注意。

ざっと混ぜ合わせたら、同じく強火で水分を抜いていきます

1分ほどで水分が抜けてきます

2分程度混ぜながら炒めると油がにじみ出てきます
ヘラを通して道ができるようであれば次の工程に進みます

次の工程に進む目安

弱火にしてスパイスを投入

パウダースパイスと塩

焦げやすいパウダースパイスは、あらかじめ器にまとめておくと便利です

スパイスを投入

パウダースパイスは焦げやすいので弱火にしたほうが安全です

軽く混ぜ、粉っぽさがなくなってペースト状になったら次の工程に進みます

ねっとりとしてきます

ちなみにこのペーストはカレーの素(4人前)です。
このまま保存しておいて、食べたいときにここから作業を再開することもできます。
豚肉やラム肉、サバなど好きな具材で作ることができます。

ちなみに、カレーの素は

冷凍保存で2ヶ月ほどなら美味しく食べられます。

鶏肉を加えて火を通す

鶏肉を投入

鶏肉で鍋のペーストをこそぎ取るようにまぜ、
鶏肉の表面が白くなるまで火を通します

表面に火が通った状態

写真のようになったら次の工程に進みます

水を加えて煮込む

水を投入

鍋の温度を下げないように少量ずつ加えるのがポイントです

このとき熱湯ならいっぺんに加えてもOKです
ここから弱火で15分程度煮込みます

煮込みつつ水分を飛ばします

この工程では鶏肉の旨味エキスをカレーに凝縮させるようなイメージです

15分経過

水分が抜けおいしそうに仕上がりました

コレで完成です。
※カスリメティをライスにふりかけています

完成したチキンカレー

ちなみに今回はジャスミン米を使用しています
こちらも参考にしてみてください

同じレシピで母が作ったカレー

さて、ここまではボクが作ったカレーをもとにレシピを紹介しましたが
同様のレシピで作った母のカレーも紹介します

ボク
ボク

チェックしていくよ

想像上の母
想像上の母

お手柔らかに!

にんにく、しょうがを油で炒める
ボク
ボク

ここまではいいと思います

(写真は横のほうが嬉しいけどね!)

玉ねぎを炒める
ボク
ボク

これ、強火じゃないよね?同じ8分でも仕上がりがぜんぜん違うよ!

想像上の母
想像上の母

玉ねぎって弱火で飴色にするんじゃないの〜?

ボク
ボク

さすがベテラン主婦!けど、その常識は一回忘れよう

トマト缶を入れて炒める
ボク
ボク

ほら、水っぽさが残っちゃってる!ミートソースかな?

想像上の母
想像上の母

でもスパゲティーっておいしいよね

完成
ボク
ボク

なんかこう…煮込み料理みたいになってる!

想像上の母
想像上の母

たしかに比べるとぜんぜん違うね

左:ボクのカレー 右:母のカレー
ボク
ボク

火加減1つで仕上がりは別物になっているね

それで、味はどうだった?

想像上の母
想像上の母

ふふふ!それはね…

結論!スパイスカレーはどう作っても美味しい!

母作カレー
美味しかったようです

上のLINEは母が作ったカレーを母と父が食べた感想です

悔しい、以外で唇を噛むこともあるんですね

ということで、作り方うんぬんでごちゃごちゃ言いましたが
スパイスカレーってまずく作ることがむしろ難しい料理なんです。
すべてが正解になるというか、明らかに焦がさなければOK!

つまり、自分がより美味しいと思えるカレーを追求していく楽しさがあります
ぜひ皆さんもお試しあれ!

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました