こんにちは、
スパイス香辛料ソムリエのユーです
会社の先輩に大量の鹿肉をいただきました。
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前回と前々回の記事のレシピであらかた使うことはできたのですが
まだ500g以上残っています。
ということで、今回は
鹿肉をおいしく大量消費する絶品レシピをご紹介します。
北海道ジビエの台湾風花椒キーマカレー【エゾシカ版】
鹿肉を大量に消費しつつ美味く頂こうと考えたときに思いついたのが
キーマカレーです。
キーマカレーなら、ひき肉の引き具合やスパイスの調合の仕方で
ジビエにあった味を作ることが出来ます。
それでは、ここから詳細にお話をしていきます。
鹿肉のひき肉を作る
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前回の記事でも書いたように、
周りの茶色く変色した部分と筋や膜を取ったら、鹿肉をぶつ切りにします。
赤身がきれいな可食部は447gで結構な食べ応えです。
そして、「キーマ」とはヒンディー語で「ひき肉」を意味する言葉。
ひき肉がなければはじまりません。
さっそく鹿肉をミンチにしていきます。
うちではひき肉を作る時にブラウンのマルチクイック7を使っています。
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ぶつ切りにした鹿肉をマルチクイックに放り込んだら
細かくなるまでミンチしていきます。
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ちなみにこのマルチクック7にはスパイスを挽けるミルも付いてくるので
カレー好きにはマストバイな逸品ですね。
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材料
さて、材料ですが下の写真の通りです
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ホールスパイスA
・八角 1個
・カシアシナモン 1枚
・カルダモン 5個
・クローブ 7個
・クミンシード 小さじ2
パウダースパイスA
・コリアンダー 大さじ1
・クミンパウダー 小さじ1
・ターメリック 小さじ1
・カイエンペッパー 小さじ1/2~
材料
・玉ねぎ 2個(みじん切り)
・にんにく 4片(みじん切り)
・しょうが 50g(千切り)
・鹿肉 500g程度
・トマト 2個(角切り) ※トマト缶でもOK(250cc程度)
・油 大さじ5
・水 200cc
ホールスパイスB
・花椒(ホール) 大さじ1
パウダースパイスB
・ガラムマサラ 小さじ2
・塩 小さじ1
お好みで
・ケチャップ
・砂糖
・メイプルシロップ
調理
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クミンシードが茶色がかって泡がシュワシュワと出てきたら
にんにくとしょうがを投入します
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茶色く香ばしくなってきたら玉ねぎを投入し
強火で7~8分程度水分を抜くように焼き付ける
このとき混ぜ過ぎない方が早めに水分が抜けます
※以下に時間ごとの玉ねぎの仕上がりをのせておきます
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玉ねぎの色によってグレイビー(ルーにあたる部分)のコクが変わってきます。
これくらいの色はちょうど中間くらいの色です。
こってりのカレーが食べたいようでしたらさらに2分程度炒めましょう。
今回ボクは炒め時間を8分にしました。
玉ねぎが色づいたら生トマトを加えます。
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トマト投入後、さらに強火で3分程度水分を抜いていきます。
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![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4313-1024x768.jpg)
ペーストが出来上がったら
弱火にしてパウダースパイスAを加えます
※ここは焦げやすいので注意です
![](https://okasantoboku.com/wp-content/uploads/2021/11/img_4314-1024x768.jpg)
馴染ませるように軽く混ぜ合わせます
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ここで鹿肉を投入します。
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鹿肉全体に火が通るように混ぜ合わせながら炒める(中火)
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鹿肉に火が通ったら鍋の温度が下がらないように少しずつ水を加えます。
煮立ってきたところで花椒を加え、蓋をして20分程煮込みます
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20分後、蓋をあけて
パウダースパイスBを投入。
塩で味を調えつつ10分程度に込んで水分を飛ばします。
お好みでケチャップやメイプルシロップを加えても美味しいです。
基本的なカレーの作り方もご紹介しています
実食
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盛り付けは神宮前のMOKUBAZAを参考にしています。
卵の黄身をのせたかったので、塩分はやや濃いめです。
黄身を割ってカレーと一緒に口に運ぶと
いつものカレースパイスの向こうから八角と花椒が顔をのぞかせます。
サクサクとした花椒の歯触りも楽しいです。
優しい台湾風味が食欲をそそる
台湾風花椒キーマカレー
いかがでしょうか?
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